公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

キンミズヒキを見る

730日(火)
 
 このところ不安定な天気が続く。日中は暑いが、朝夕はひところより涼しくなっている。「夏が終わり、このまま秋になってしまうのでは」そんな気もしてきた。
 公園へ入ろうとしたとき、スダジイの樹に果実(どんぐり)が見えた。「そろそろ出来るころか」と思っていたが、殻斗に包まれている姿が見える。ひとつの小枝に10個ぐらいがついている。近くにマタバシイがあり、こちらの果実ははちきれそうになっている。2つを並べると、違いがよく分かる。スダジイの果実は殻斗に包まれているが、マテバシはほどんどがむき出しになっている。
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スダジイの果実                  マテバシの果実
 
 神奈川公園の樹の下に入ると涼しさが伝わってくる。人もほとんどいない。騒音がなければのどかな公園である。16号線を走る車の音、高速を走る車の音、車の姿が見えなくてもざわざわした音が耳に入ってくる。耳をふさぐと緑の美しさが迫ってくる。今日の公園はムクドリの数がやけに多い。ざっと数えて、近くだけで20-30羽はいる。どうしてこんなに多いのだろうか。
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 刈られたあとの草原のところどころに小さな黄色い花が見える。注意して見ないと、通りすぎてしまう。時刻のせいか花は萎んでいる。しかし黄色く色づいているところからイヌガラシであることが分かる。
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イヌガラシ
 
 花壇の中にキンミズヒキが咲いている。よく見ていると、毎年ここに出てくる。葉が複葉になり、独特の形をしているところからキンミズヒキということが分かる。
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  記  平成25730日(火)