イヌビエを見る
7月31日(水)
刈られた中で芽吹いてきたものがある。この二つの花は高さが20cmぐらいで、どことなく似ている。ちょっと見ただけでは分かりにくい。いくつか思いつくものは上がってきたが、直ぐには決められなかった。
直立しているところ、少し傾いているところ、芒の生え方、長さ等考え、左はホソムギ、右はカモジグサと判断した。もっと大きくなり、特徴が現れていれば、区別もつきやすいが、現段階ではやや分かりにくくなっている。
左はホソムギ 右はカモジグサ
ギシギシが咲いている。春に咲くスイバとこのギシギシの下の葉の形が似ている。茎が立ち上がってくれば分かりやすくなるが、ロゼットの時などは、区別をすることが難しい。
ギシギシ
草原の中にヒルガオが咲いている。ヒルガオは斜面だとか、近くに絡めるものがあるところにあるが、ここの場合そういうものはない。横へ這い伸びるしかない。一見、ヒルガオだと思ったが、近寄って見るとコヒルガオであった。コヒルガオはヒルガオより耳のでっぱりが大きい。
コヒルガオ
ここの草原にはカゼクサが出てくる。未だ早いが、そろそろその気配があってもいいのではと、辺りを見回した。すると、カゼクサではなく、イヌビエが見つかった。枝先に数本の穂状のものを左右に出す独特の形をしているので、分かりやすい。
イヌビエ
記 平成25年7月31日(水)