公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ネムノキ、サルスベリが咲く

7月21日(日)
 
  日中は暑さが続く、公園へ行くと、子供たちがサッカーをしていた。夏休みに入り、遊ぶことに夢中になれるときが来たのだろう。みんな楽しそうな顔をしている。
 
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ネムノキ 
 
 公園のネムノキがそろそろ咲くのではと思い近づくと、その通り枝の先のほうにピンク色をしたものが風に揺れていた。ここの公園のネムノキの開花は他の所より少し遅れている。遅れたぶんだけ、花の時期を楽しめるのではなにかと思う。細い糸のようなものの先に黄色い粒が見える。ネムノキは花びらが発達せず、おしべが目立つ花らしい。黄色い粒は葯で、細い糸のようなものは雄しべということになる。
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ネムノキの開花 
 
 サルスベリも花数を増やしている。強い日光のもとに咲く花を見ると真夏が来たことを知る。「この酷暑の中でよく咲いているなぁ」と何時も思う。やはり暑さに適応した花だろう。キョウチクトウに共通するものを感じる。
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フェンスを昇るヘクソカズラ
 
 ヘクソカズラがフェンスを昇っている。つる性の植物なので当然といえば当然だが、勢いのすざましさを感じる。フェンスが高ければどこまでも上っていくように見える。「果たしたどのくらいの高さまで昇るのか」調べて見たいような気がする。この花も調べて見ると面白そうだ。筒型の花だが、先が5つに分かれていて、分かれた1つ1つがまた変わっている。激しく縮れており、内側には細い毛のようなものが密生している。雄しべや雌しべはどこにあるのか分からない。
 雄しべや雌しべについて書かれた資料としてはインターネットの松江の植物(matsue-hana.com/hana/hekusokazura.html)のほかは見つからなかった。ここには「2本の長い雌しべの花柱がある」と記載されている。何時も参考にしている牧野植物図鑑、寺崎植物図譜、保育社の図鑑には、不思議なことに記載がなかった。意外と研究されていないのかもしれない。
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少し変わった形をしているヘクソカズラの花
 
 
  記  平成25年7月20日(土)