公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

公園に芽生えたのはナンキンンハゼのようだ

7月19日(金)
 
試料
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                  この芽生えの名前は?
 
 先日、近くの公園に上の試料があった。葉を見ると近くにあるイヌホオズキに似ている。しかし、この芽生えの名前は分からず、後日調べることにしておいた。もしかしたらと思っていたが、調べて見ると、イヌホオズキとは違うことが分かった。イヌホオズキの葉をよく見ると、柄に相当するところに、ひれのようなものがついている。ところがこの試料にはそれがない。明らかに違う。イメージ 3
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        イヌホオズキの花                 葉柄にひれのようなものがある
 
 昨日、別の公園へ行き、カツラの樹を見たとき、ひょっとしたらカツラかも知れないと思った。ひし形の形はよく似ている。そこで葉をよく比べて見た。すると、葉脈が違うように見えた。カツラの葉脈は葉の基から放射状に出ている。ところが、試料は中央の葉脈を中心に左右に広がっている。明らかに違っている。
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                           カツラの葉 
                     
 問題の解決が進まず、半ば諦めていると、直ぐ近くに試料にそっくりなものが見えた。本当の偶然である。これと試料はほぼ同じと思える。この葉と同じ形をした樹木が近くにある。ナンキンハゼの葉がよく似ている。ナンキンハゼの葉は試料とまったく同じ葉脈になっている。間違いなさそうに見える。
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                           ナンキンハゼの葉
 
 ナンキンハゼの葉を図鑑等で調べると、「葉の基に2個の腺点がある」という。この点は未だ確認していなかった。写真で見ると、ありそうに見えるが、確かでない。明日確認しようと思っている。
 今朝確認して見た。2個の腺点がある。
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                       2個の腺点がある 
 
 すると、試料はナンキンハゼになりそうだ。ナンキンハゼがどうしてここに芽生えたのか。ムクドリヒヨドリなどの野鳥によって種子が運ばれたに違いない。
 
 
 
  記  平成25年7月18日(木)