公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

シマスズメノヒエとタチスズメノヒエ

715日(月)
 
 今日は「海の日」といっても、何のことやら、ピーンとこない。相変わらず何時もの変哲のない生活をしている。
 昨年何度かシマスズメノヒエとタチスズメノヒエについて調べた。今日もう一度読み直して見ると、既に記憶から消えており、改めて思い起こす事項もあった。人の記憶というものは曖昧なものである。そこで再びこの課題に挑戦して見た。
 
 今年は強い草刈があり、試料が少なくなっている。しかし、自然はよくできているもので、探せば、わずかだが試料は見つかる。
 
 タチスズメノヒエは「花序枝が多く、平開せず、上へ向かって伸びている」という特徴があり、他のものと区別がつく。
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                       花序枝が多く、平開していない
 
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                         茎が曲がらない
 
 シマスズメノヒエは南米原産の帰化植物で、スズメノヒエは在来種であるという。どこが違うのか。「小穂のふちに毛があるのがシマスズメノヒエ」で、ないのが「スズメノヒエ」ということらしい。
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                     小穂のふちに毛があるのが
 
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                       下の節で曲がる
 
 次の2点は両方に共通する。
 
1.花序枝の付け根にも毛がある。
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           タチスズメノヒエ                      シマスズメノヒエ
 
2.葉鞘の口部に長い毛がある。
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          タチスズメノヒエ                      シマスズメノヒエ
 
 昨年の試料を見ながら再度考察した。シマスズメノヒエとスズメノヒエの違いが少し分かりかけてきた。花のつくりなどさらに詳細について調べようと思う。
 
 
  記  平成25715日(月)