オヒシバが現れる
7月3日(水)
久しぶりに公園へ出かけると、砂場では何組かの親子連れが子供を遊ばせていた。雑草が刈られてから久しい。一度人の手が入ると、復活には時間がかかる。
コスズメガヤは例年よりはるかに衰えたようで、ほとんど姿が見られなくなった。本来ならばコスズメガヤが賑やかしているとことにオヒシバが芽を出してきた。オヒシバの根元近くは白色に見え、枝はかなり扁平になっているので、イネ科の中では比較的分かりやすい。まだ数えるくらいしか出ていないが、既に花をつけている。小花が2列に並んでいるのが分かる。
オヒシバ
コヒルガオ
厳しい峠を乗り越えてきたのはイヌムギも同じだ。本来ならば自分の世代を終え、種子をつくり、枯れているときにあるが、今年は種子を作る前に刈られてしまったので、いま花を付け、種子作りはこれからだ。今年は種子をつくれるだろうか。しばらくは人の手が入らないので、種子をつくるのはいまがチャンスである。イヌムギがいま花を咲かせているのを見ると、人の動きを読んでいるように思える。
イヌムギ
ボケが大きな果実をつけていた。そろそろ果実が見られるのではと思っていたが、その通りだった。ボケナスというが、ボケはナス科の仲間だという。いわれればこの果実はナスを連想させる。しかし、花からこの大きな果実は想像出来ない。
ボケの果実
記 平成25年7月3日(水)