公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

キバナコスモスの移植

7月2日(火)
 
キバナコスモスが背丈が低いのだが、ちらほら花をつけ始めてきた。自然にまかれた種子から芽生えてきたもので、何の人手もかかわっていない。密生したままになっている。そのために、競争が激しく背丈を伸ばさず結実し始めたと思われる。
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密生した中で花をつけたキバナコスモス 
 
 そこで、時期が適正か分からないが、混みいったところから少し別のところへ移植することにした。公園の空いているところをシャベルで掘ると、石に当たって掘ることができない。そこで鍬を持ち出し、耕して見た。カチーン、カチーンと石に当たる。でもシャベルよりは仕事が進む。「よくこんなに石があるものだ」と思うくらい出てきた。鍬の後は鋤で石と草をより分けはじき出した。わずかな時間だが、少し土が軟らかくなった。肥料をまき、再度耕し、土と肥料をよく混ぜ合わせた。ごく簡単な土作りなので、心配はある。
 
 いよいよキバナキコスモスの密生しているところからシャベルで堀出し、移植に入った。合計20株ぐらい移した。土をかけ、水をくれた。掘ってから直ぐに移植したのだが、葉が萎れ始めている。水に対する命の敏感さが分かる。いまは、吸収する力が弱いのに、放出する水は多い。早く根付いてくれればと願っている。最後にもう一度土寄せをし、水分の蒸発を防ぐために簡単な覆いをした。果たしてこのうちどのくらいが根付いてくれるだろうか。
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移植されたキバナコスモス           簡単な覆いをされたキバナコスモス
 
 作業を終え、公園の草木全体に水をくれながら様子を見ると、アガパンサスがきれいになっている。薄い青だったのが、色が濃くなった。長い花茎の先に横へ放射状に開くように咲く姿は珍しい。花は、基から少し立ち上がったところで6つに別れ細長いへら状の花びらとなっている。雄しべは6本確認できるが、雌しべは分からない。
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色が濃くなったアガパンサス
 
 花壇に植えた草花も一回り大きくなり、花数が増えてきた。ただ中央花壇のペチュニアが2株ほど枯れてしまった。移植した直後、連日雨が降り、根腐れしてしまったようだ。この花は挿し木をすると直ぐにつくので、近いうちに挿し木をしたいと思っている。
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5月31日                          7月1日
 
 夕方、公園の作業、観察を終え帰ろうとすると、電線にムクドリ20羽ぐらい一列に並んでいた。何か公園の様子を伺っているように見える。最近、えさを撒き散らす人がいるので、それを待っているのかもしれない。
 
 
  記  平成25年7月1日(月)