公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

コスズメガヤが出てくる

616日(日)
 
  「これは何というのかなぁ」中々分かりにくいイネ科の植物である。これが最近目に付くようになった。人が踏みつけるようなところに生えてきている。まだいずれも背丈が低く、一見スズメノカタビラのように見える。しかし、よく見ると違っている。葉が広く、先は舟形になっていない。また、葉鞘には長い毛がある。このことから判断すると、コスズメガヤが候補に挙がってくる。コスズメガヤは確かに昨年ここに出てきた。しかし、コスズメガヤが見られるのは8月ごろといわれている。昨年の資料を調べてみた。昨年は713日に同じところで確認している。すると、約一月前になる。コスズメガヤの可能性が高くなってきている。これからの成長の様子を見続けたいと思う。
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          コスズメガヤ                     コスズメガヤ 葉鞘と穂
 
 
 アレチノギクはかなり前から咲いていたが、なぜか目にとまった。公園の草たちは人の手が入り、一掃された。そのため、残されたのは人が刈らなかったところ、すなわち、人が日常踏みつけているところに成育しているものだけである。こういう厳しい条件の下で発芽し、曲げられても生き続ける姿が目に入ったからだと思う。
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厳しい条件の下で生きるアレチノギク
 
 アレチギシギシも残っていた.「アレチ」という名前がつけられたことが分かってきたような気がする。「アレチ」の意味の中には「どんなに人の手が加わっても」という意味が入っているかもと勝手に解釈して見た。
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アレチギシギシ
 
 ヤブガラシも花をつけている。たくさんの粒のようなものにオレンジがった色がついている。ヤブガラシ5枚の葉のつき方が独特なので他とは直ぐに区別がつく。そのため、花には余り注意がいかなかった。よく見ると端のほうにそそり立つ4本の雄しべが目に付く。写真は鮮明さにかけるが、花びらは4枚あるという。
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  記  平成25616日(日)