公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この株はヌカボ、カニツリグサでいいのかなぁ

519日(日)
 
  株立ちをしているイネ科の植物と思われるものを見つけた。1度はどこかで見たようだが、名前が分からない。特徴を知りたいのだが、細かくて分かりにくい。カメラで接写写真を撮り詳細を調べることにした。
 
試料A
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試料B
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試料A 
 穂が花茎に密着していて線状に見える。1節から数本の小枝を出し、その枝に多いものは7-8個の小花がある。小花はごく短い柄を出し、1つずつ小枝についている。芒などはないようだ。一見オオウシノケグサを小さくしたように見えるが、別物に見える。葉鞘は滑らかで、葉舌の頭は平らになっている。ヌカボと思えるがこれに似たものとしてヤマヌカボがある。この二つの内のどれかと迷っている。ヤマヌカボは花序の枝の基には小穂がつかないという。この辺が微妙に見える。
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小花
 
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             葉舌                             葉鞘
 
試料B
 
 近くに似たようなものがやはり株をなしている。細長い花茎の先が2本の小枝になっている。小枝はこれだけで、閑散としている。その小枝の先に数個の小穂(小花)をつけている。小花には芒が見られるので、別物と分かる。芒は長く、小穂の長さより長い。カニツリグサと思う。葉鞘は滑らかで、葉舌の頭は平らだが、途中切れ目が入っている。
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                            小花
 
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                 葉舌                             葉鞘
 
考察
 いま雑草は最盛期を迎えていて、イネ科のものが頻繁に目に付く。1つでも多くの名前が分かったらと思って調べているが、小穂や小花はあまりにも小さいので肉眼ではよく見えない。カメラで接写して判断しているが、識別は難しい。今回は、ヌカボ、カニツリグサを検索してきたが、正確さには程遠い。さらにいろいろな資料を調べ検討したい。 
  
  記  平成25年5月19日(日)