カキ、ナツミカンの花が咲く
5月16日(木)
この樹は本当にヒメシャラなのか?
この樹は本当にヒメシャラなのか調べている。赤い木肌が大きな特徴になっている。藪の中で、葉は高いとろろにあるので、望遠で覗いては、手がかりを探している。葉の形はいくらか分かってきた。大方は楕円形だが、先が細まっているので、三角形にも見える。花が咲くのを待って、何度も見に来ているが、今日も蕾ぼみのままだ。幾分ほころび始め、白っぽいものがかすんで見えているが、確かな花の姿は知ることができない。
白っぽいものがかすんで見えている
この大きく選定された樹は何だろうか。この辺りにはシラカシ、ウラジロガシがあった。手前にあるのはシラカシと分かるが、後方の樹が分からなくなってしまった。シラカシではないか思うが、木肌を見ると、浅くひび割れたような模様が入っている。この点に疑問が残る。葉がほしいがやはり、手が届かない。しばらく様子を見るしかない。
中央の大きな樹を調べている 右はシラカシ
藪の中にカキの樹が1本残されている。樹を見上げると、黄色実を帯びた小さなものが見える。一見花とは分からない。近づいても、小さいのでよく分からない。枝からぶら下がっているように見える。カメラで覗くと、やはり花だった。まだ蕾の状態で、開いていない。別のところに同じカキの樹がある。そこで再度調べることにした。
カキの樹の花
夕方になり、カキの樹へ来た。樹のへ近づくと、カキの花が上からポツリポツリと落ちている。風に吹かれ、ずいぶん激しく落ちるものだと感じた。地面には、かなりの数の花が散らばっていた。やはり、多くの花が蕾の状態で、枝から下がっている。開いているものもあるが、みんな大きく開いていない。
散ったカキの花
蕾んでいるカキの花
カキの樹の隣にナツミカンの樹があり、白い花をつけていた。花を見ると、雌しべが大きく際立っている。柱頭が黄色い帽子をかぶったように見える。その雌しべを取り囲むように白い雄しべが配置されている。先には葯が確認できる。一番外側を白い5枚の花びらが飾りつけている。清楚な花である。
記 平成25年5月16日(木)