公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

スイカズラが咲く

515日(水)
 
  浦島丘へ向う坂を上りきると、崖に白い花が見えた。早速写真にとって確認すると、ノイバラのようであった。花びらは5枚あり、雄しべは多数ある。60本はあるようだ。バラの種類というだけあり、花はきれいだが、枝を触ると直ぐ棘にぶつかる。つい先日ここを通ったとき、この花の開花に気がつかなかったが、既に花期を終わろうとしているようだ。
イメージ 1
ノイバラ
 
イメージ 2
花弁が5枚、雄しべが多数ある
 
 ミズキを見ると、すっかり花が終わっている。花が終わると、果実の形成期に入る。どんな様子になったかと、カメラを覗くと、緑色の粒が見えた。これはミズキの果実になる。花が終わって、それほど日にちが過ぎていないのに、もうここまで果実の成就が進んでいる。生命の営みの速さが実感させられる。
イメージ 3
ミズキの果実 
 
 この樹は何という樹なのだろうか、つぼみを見るたびに考えてきた。何時かこの開花を捉えようとしているのだが、今日も蕾だった。葉は対生で、縁に鋸歯がないところから察すると、イボタノキのような樹がする。しかし、花が咲くまでは断定できない。鋸歯のない楕円形の葉は、間違いなくイボタノキと思われる。
イメージ 6
イボタノキ?
 
 藪の入り口に薄いオレンジがかった花が見えた。独特の花の形を見て、スイカズラと分かった。細長く舌を出しているような変わった形をしている。花びらは5枚で、そのうち4枚が合体し、上唇のようになっており、残りの1枚が舌のようになっている。この花は、咲きたては白色で、次第にオレンジ色を帯びてくるという。なるほどよく見ると、蕾のうちは白色をしているのが分かる。
イメージ 4
スイカズラ 蕾は白い
 
イメージ 5
スイカズラの花 独特な形をしている 
 
 
  記  平成25年5月15日(水)