名前が不明だった樹を調べる エゴノキ・エノキ
5月10日(金)
ひょうたん広場の中にある樹木で、名前の分からない樹木がある。そのうちの1本はタイサンボクの裏側にある高い木である。「葉の鮮明な写真が撮れれば」といつも思っていた。しかし、いつ訪れてもここは暗いので鮮明な写真が撮れない。木肌を見て、恐らく「エノキだろう」と予測していたが、手がかりが少なく解決できなかった。今日は、新緑が出てきて、いつもより明るかったので、判別できそうな写真が撮れた。やはり思っていたとおりエノキだった。緑色の丸い果実もエノキを示している。
名前の分からなかった樹
葉と果実 幹
エンジュの向かい側にある、2本の樹も名前が分からなかった。「肌が黒く、滑らかである」ことが特徴になっている。葉を見ると、つき方が先日見たエゴノキに似ている。暗い中で、葉脈が明るく目に付くところも似ている。エゴノキの木肌の記憶をたどった。「黒かった…」ことを思い出した。さらに何か手がかりになるものはないかと樹を眺めると、白く色づいた小さな蕾が目に入った。蕾は枝から下がっており、長い柄がついている。ここまで分かるとエゴノキに間違いないと思える。忍者のとりでの横にエゴノキがあるので、後で確認することにした。
名前の分からなかった樹
これが忍者のとりで横のエゴノキである。先ほどものと比べると、既に花がたくさん咲いている。この姿になればエゴノキと間違いなく判別できる。花びらは6枚に見えるが、基はつながっている。合弁花になる。下を向いて咲くきれいな花である。
エゴノキ 花
トチノキの先にヤマモモの樹がある。ヤマモモはお株と雌株が別になっている。こちらは果実ができているので。雌株になる。ヤマモモの雄花は目に付いたので写真にも撮れた。しかし、雌花の存在がまだ確認できていない。とうとう今年は確認できなかった。この樹を見ることは見ていたが、花らしきものは目に付かなかった。今思うと、もっとよく見ておけば雌花が確認できたかもしれない。来年度の課題になった。
ヤマモモ 果実
記 平成25年5月10日(金)