公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

キリの花を見る

427日(土)
 
  暖かいが、風がやや強い。しかい、エノキの花が気になったので浦島丘の方へ出かけた。一途の望みをかけていたが、花は終わっていた。ムクノキとの比較をしようとしたができなくなってしまった。
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やはり花は終わっていた
 
 残念に思っていると、キリの樹が目に入った。「花が咲いているかもしれない」そう思い、上を見た。うす紫色がかったものが枝の間にかかっている。紙切れではない。考えられるのは花だ。足元に、同じようなものが落ちている。見たところホタルブクロのように見える。この辺にホタルブクロはなかったと思った。あらためて樹の上を見直すと、大柄の花が見えた。うすい紫色だったので、目立たなかった。大きい花だとは知っていたが、実物を見ると迫力がある。
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花をつけたキリの樹
 
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キリの花
 
 きれいな写真に納めようとしたが、なかなかうまくいかない。上を見上げて撮影するので、全体が暗くなってしまう。露出を調整してみるが、やはりうまくいかない。高く、遠方のものはなかなかうまく撮影できないものだ。筒型の花に見えるが、ゴマノハグサの仲間で花冠は唇形をしているという(牧野植物図鑑)。説明を読みながら花を見ると、「下唇は広く、大きく黄色の条がある」ということが分かってくる。なるほど、下の花びらは3つに割れているが、先が丸みを帯びているのに対し、上のは2つに割れ、先が三角になっている。上唇と下唇ということに納得する。この説明を読まないと、写真だけでは、そこまではよく分からない。
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唇形をしたキリの花
 
 
  記  平成25年4月26日(木)