公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

港で見た植物

421日(日)
 
 今日も雨、このところ変な天気が続いている。外での観察・撮影ができないので、19日に港へ行ったときの資料をまとめてみる。
 昔は交通量が少なく、のんびりした港だったが、今では工場やマンションができ、忙しい環境になってきた。荷物を運ぶ大型トラックが次々と続いて走り抜けていく。
 海に近くなると、鉄道がある。今は貨物線になっているが、新橋,桜木町間に引かれた日本最初の鉄道であるという。ここの貨物線は1日に何本も貨物が通ることがないので、線路の脇には沢山の草が生えてくる。よく見ると。線路の中までも生えているときがある。雑草を調べるのには面白いところである。
 
 カモジグサが咲いている。藪の入り口などへ行くとよく見られる植物だが、「もう咲き出したのか」と思った。つい先日春になったばかりだと思っていたのだが、この花を見かけると、初夏を思い出す。
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カモジグサ
 
 ちょっと離れたところにセイタカアワダチソウが伸びてきている。暗褐色の茎をまっすぐに伸ばしている。セイタカアワダチソウが見られるところは、大抵いろいろな草が混生しているのだが、ここは他の草が少ない。競争が激しくないので、見られる個体は花を咲かせることがきそうだ。
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背丈がそろっているセイタカアワダチソウ
 
  ネズミムギ、これも急速に勢力を増してきた。ここでも繁殖力は目を張るものがある。「こんなにも沢山」と思えるくらいぎっしりと密生している。
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ネズミムギ
 
 これはカラスムギでいいと思うが、芒の数が多い。普通見るのは23本だが、4本はあるように見える。小花の数が多いのだろうか。よく見ると、花枝がまだ充分出ていないようだ。
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カラスムギ 
 
 アレチギシギシも出ている。あっという間にいろいろな植物が出てきている。追いかけるのが本当に忙しくなってきた。注意してよく見ておきたいのだが、そうしていると、他のものが観察できなくなってしまう。
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アレチギシギシ
 
 帰り道、道路脇のチガヤを見た。車が通るので、写真が撮りにくい。隙を見て何とか記録に残せた。昔見たチガヤは白かったが、最近見るものはほとんどが茶褐色になっている。葯が見え始めると茶色を帯びてくるが、もうそうなっているのかもしれない。後日ゆっくり見ようと思う。
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チガヤ
 
  記  平成254月21日(日)