公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ユーカリノキの花を見る

4月16日(火)
 
  昨日は強風の中、浦島丘の方へ行った。幾つか写真を撮ったが、目指すものは、何度試みても撮影できなかった。今日は、昨日の荒れ模様がうそのようである。早速写真を取り直すことにした。
 
 目指すものはユーカリノキである。昨日は、葉の間に、白いものが見えたり、隠れたりしていた。花であることは想像できた。今日は何とか写真に納まった。珍しい形をした花で、緑色の丸いものから白色の糸のようなものが沢山出ている。しかも、その先に小さな玉のようなものがついている。この糸のような物はおしべであることが分かる。めしべはと探した。中央にポツンと見える白色のものがめしべらしい。ユーカリノキは生長が早い樹で、この仲間には直径10m、高さ150mにもなるものがあるという(園芸大百科事典:講談社)。「このような樹がどうしてここにあるのか」調べてみたい。
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                       ユーカリノキの花
 
 天気がいいので、「もしかしたらミズキが色づいているかもしれない」と期待しながら行くと、まだだった。「緑色の蕾が大分膨らんできている」もう直ぐ咲くことと思う。開花のときを逃したくない。階段状に白く咲く画面が大変きれいだ。
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ミズキ 
 
 藪の入り口の足元に、タンポポが咲いている。「タンポポかぁ」と通り過ぎたが、「待てよ、セイヨウタンポポでないかもしれない」と思い直し、花を裏返し、総ほうを見た。ぴたりと花びらについている。やはり在来のタンポポであった。この種類はこの時期にしか見ることができない。ちょっと丘へ上れば、まだまだ残されている。
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在来のタンポポ
 
 帰りながら、来るときに見つけたキランソウオニタビラコを写真に納めた。キランソウは花壇やプランターによく見かけるが、石垣の間から芽を出し、花をつけていた。「こういう環境でも育つのか」と改めて生命力の強さを見直した。
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 キランソウとは道路を隔てて反対側の石垣にオニタビラコが咲いている。「まあ、見事」と思えるくらい沢山咲いている。非常に生命力の強い花だが、「よくもこんなところを選んでいる」と思えるくらい感心する。
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 石垣に咲くオニタビラコ
  
 
  記  平成25年4月15日(月)