公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

イチョウの雌花を見る

4月11日()
 
  神奈川通り公園のイチョウは昨年大きく剪定された。そのためか葉の出も少なくなっている。一時は「今年は銀杏ができるのか…?」そんな気もした。公園には雌株があるので、何とか雌花を捉えたかった。そうは言っても、高いところにあるので、その存在は捉えにくい。何回か撮影を試みたが、何れも写っていなかった。今日こそはと撮影をした。何枚かを見るの、その中に雌花に相当しそうなものがあった。おそらく雌花だろうと思うが、鮮明さにかけている。葉の脇から花茎が出ている。葉の葉柄より短い。花茎の先に二つこぶのような塊がついている。裸子植物だから花びらがないので、花のイメージはない。
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イチョウ 雌花
 
 
 京急の土手に、カモガヤが現れてきた。次から次へと草花を追いかけるのが忙しくなってきた。斜面に緑が増えてきたと思ったら、カモガヤが見えた。カモガヤはオーチャードグラスとも呼ばれ、ヨーロッパから明治初期に移入された牧草といわれている。英名の cock's foot  grass を訳すときに cock duckと見間違えたものらしい(牧野植物図鑑)。英名からすると、鶏の足になる。足か足跡かどちらなのだろうか、牧野さんは足跡と解釈している。
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カモガヤ 
 
 カラスムギも見えてきた。牧野植物図鑑によると、初夏に、寺崎植物図鑑によると6-7月に開花するという。こんなに早く咲くとは、本当にカラスムギでいいのだろうかと考えてしまう。長田さんの帰化植物図鑑によると、カラスムギを含め4種類の仲間が掲載されている。このうちのどれかに相当するのだろうかと思い、読んでみたが、開花時期が明示されていなかった。実物と再確認してみたい。
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カラスムギ
 
 エノキとムクノキの違いについて調べてきた。先日、ムクノキについてようやく自分なりの解決ができた。残ったエノキについて、新葉や花は見つからないかと探していた。これは4月6日に見つけたもので、葉の葉脈を見ると、縁で上へ曲がっていて、鋸歯へは入っていない。ムクノキの葉との違いがはっきりと分かる。
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エノキ
 
 
  記  平成25年4月11日()