公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

緑のかげにシャクナゲが咲く

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  マテバシイスダジイの新芽や果実はどうなったのだろうか、せっかく岸根公園へ来たので、いつもの観察場所を訪れた。マテバシイは新芽、果実とも大きな変化が見られなかった。スダジイは…と、直ぐ隣のスダジイを見た。スダジイは枝の先に穂状の花芽をいくつも出していた。前は気まぐれに早い芽が出ていたが、今はそうではない。本格的に花芽が出てきている。ここまで来ると、開花も近いと思える。機会を逃さないようにしたい。
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 中央広場には、高木で見応えのあるユリノキが幾本も立っている。公園を飾る樹であるが、ほとんどの人が目を向けることはない。花の時期は大きな花をつけるので、注目する人もいるが、この時期はそのような風景は見られない。でも、注意して枝の先を見ると、葉のかげに花芽らしきものが出始めている。花が大きいだけに、花芽も大きい。
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 ひょうたん広場はサクラが満開である。ヨコハマヒザクラの赤みを帯びた花が人の目と引き付けているが、その片隅で他の樹々は花を咲かせる準備をしている。ウバメガシもその1つである。小さかった蕾がこんなに大きくなってきた。はちきれそうに見える。花が咲くのももう直ぐだろう。
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ウバメガシ
 
 ひょうたん広場にはタイサンボクが1本ある。この樹も大きな花をつける。咲いたときは本当に見事である。芽は大きな葉で隠されているので見にくい。低いところのものを見つけた。運よく、近くに棒切れがあったので、その棒を使って枝をつかんでみた。花芽が見える。下が太く、先になると細くなっており、短い沢山の毛で覆われている。
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タイサンボク
 
 忍者のとりでの広場へ降りると、たくさんの親子連れが春を満喫している。ここの緑が新鮮できれいだ。カツラの樹が2本ぐらいある。どれも新鮮な葉をつけている。美しいのはカツラだけではない。その背後にあるカエデがまた見事である。新鮮な緑はいつまで見ていても飽きることがない。充分緑を楽しませてもらった。
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カツラ
 
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カエデ
 
 斜面にシャクナゲが咲いている。ツツジのような真紅の花がかたまり状になっている。花の少ない斜面を鮮やかに飾っている。真紅の花と、緑の葉のコントラストが実に美しい。
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撮影329日(金)
 
 
  記  平成2545()