ウグイスカグラの蕾を見る
3月12日(火)
同じ種類の樹木でも、自然観察の森で見るものと、公園で見るものでは違って見える。周りの環境によって同じものでも変わって見えてくるのであろう。従って公園で培った樹木の見方もこの森ではうまく適応出来ない。
全縁の葉を見ると、直ぐに思いつくのはタブノキ、トウネズミモチ、スダジイ等である。トウネズミモチやスダジイの葉は緑が濃いので、「タブノキとは区別がつく」そう思っていたが、いざここへ入ると、葉が高いところにある。葉の色の濃淡は知ることができない。カメラの望遠で見ると、少しは分かってくるが、確信が持てない。うまく新芽にぶつかれば、何とか判断できそうだが。
タブノキ?
タブノキとアラカシも樹の幹はどれもよく似ている。そのため、遠くからは識別しにくい。判断は鋸歯であるが、これも望遠を使わないと分からない。
アラカシ
この大きな葉をつけた樹はなんだろうか。縁には鋸歯がない。マテバシイにしては大きすぎる。タイサンボクだと、裏面に茶色い毛がある。しかし、この葉には毛がない。ホホノキか、いや葉が先端に密集していない。「何だろうか」なかなか名前があがってこない。新芽を見た。タイサンボクとは全く違っている。球状のものがまとまってついている点はマテバシイに似ている。マテバシイになると思える。
表 裏
冬芽
ピンクがかった可愛い花が咲くウグイスカグラがある。いま、ピンクに色づいた蕾が膨らんでいる。昨年この花を撮影したが、焦点が合わず写真にならなかった。今年も試みたがやはりうまくいかない。このウグイスカグラがあるところは日陰になっている。そのためかと思うが、他の花だとこうはならない。また出直しになってしまった。
ウグイスカグラ
撮影:3月7日
記 平成25年3月12日(火)