「 この花はウメ、モモそれともアンズなのか 」
2月27日(水)
「 この花はウメ、モモそれともアンズなのか 」
ウメだけが咲いている時期ならば、多分迷うことがないとは思うが、この時期になると、「いままでの記憶が正しいのか」とどうしても怪しくなる。
花柄がないのでサクラでないことは分かる。
従って最初からサクラの名前は除いておいた。
「ウメ、モモ、アンズ」について先日調べたものを列記してみる。
1. 果実は縦に凹みがある…→スモモ亜属、モモ亜属
葉腋につく芽は1…→スモモ亜属
スモモ亜属
1.子房と果実は有毛、花はほとんど無柄→アンズ節
2.葉は卵円形で…、がくは開花時にそりかえる…→アンズ
2.葉は倒卵形で…がくは開花時にそりかえらない…→ウメ
1.子房と果実は無毛、花は有柄→スモモ節
セヨウスモモ、スモモ
葉腋につく芽は3…→モモ亜属→モモ、ヘントウ
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葉腋につく芽を見る。 → 1つ
ここで、モモが外れることになる。ここが迷う。理論的には間違いなかろうが、芽の数の数え方が正しいだろうか。自信がない。
もし、1つとすれば、ウメかアンズになる。
がくの反り方を見る。 → 反っていない。
すると、アンズではなくなる。ここの点も不安になる。問題は反り方の具合である。がくが花びらからやや離れていそうなものもある。そうかといって、反っているとはいえそうもない。ここのところを明確にしている資料を探しているが、
上記の2つには、はっきりとがくが反った写真が載っていたが、これらを参考にしてみると写真はアンズではなく、ウメになる可能性が大ききなる。
ウメの花びらの色について調べると数限りなくある。サクラと同じように、園芸方面でいろいろな種類がつくられているらしい。見掛けや、花びらの色、形だけでは区別ができなくなっているようだ。基本的な事項のチェックで、サクラ、ウメ、アンズ、モモの仲間と見分けておく方が無難だ。これ以上深く入ると園芸植物の分野まで入って、際限がなくなりそうな気がする。
記 平成25年2月27日(水)