公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヤマボウシの名前の由来は?

18日(月)
  
  先日岸根公園のウメが咲き出してから、各地でウメの咲く便りを聞く、また新聞のコラム欄にも掲載されるようになった。日が浅く、満開までにはまだ日にちがあるが、その後の変化を撮影しようと出かけた。
 
 花の数が多少多くなった程度で、見た目にわかるほどの大きな変化は見られなかった。篠原池近くのコウバイは1つの花の開花もなく、沈黙を保っている。蕾は大きくなっているが、まだ堅そうだ。忍者のとりでの上に梅林が広がっている。すべてのウメが咲くと見事な景観となる。先日ここではハクバイ、コウバイとも咲き出していた。今日見ると花数が増えている。でも、全体の花の数が少ないので、見に来ている人はいない。その代わり詳細な写真を撮り、調べるには都合がいい。
イメージ 1イメージ 2
篠原池近くのコウバイ                 忍者のとりでの上の梅林
 
 岸根公園にはトチノキが何本かある。梅林の近くにもトチノキがある。このトチノキは他のところよりも背丈が低いので、撮影には都合がいい。芽生え、葉、果実と時期を追って撮影が出来る。新芽を撮影した。先が尖り、暗褐色の弾丸のようだ。艶があり、輝いているところは金属感が感じられる。
イメージ 3
トチノキの新芽
 
 ヤマボウシの新芽を見た。細長いものと先が急に細くなるものと2種類があるように見える。同じものかそれとも違うものか。よくふくらみのあるものは花芽で、そうでないものは葉の新芽といわれている。名前が面白そうなので、その語源を調べると、「中央の丸い花穂を坊主頭に4枚の白い花びらを白い頭巾に見立て、比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえた」という説がほとんどであった。そこで、この花と山法師(僧兵)の姿とを想像して比べてみた。なんだかぴたり一致しない。ヤマボウシに山帽子を当てている説もあるらしい『ウィキペディアWikipedia)』。花芽を見ると頭に三角の帽子を載せている姿が連想できないこともない。真実のほどは?
イメージ 4イメージ 5
ヤマボウシの新芽                   山帽子に見えないか?
 
 カツラの枝先に小さな粒がありそうだ。先日はこの写真を撮ると新芽が写っていた。1対についていることは分かったがそれ以上のことは分からなかった。今度は前よりも鮮明に写っている。渦を巻いたおわんのようなものから赤褐色をした新芽が出ている。艶があり光っている。頂上のものは2つが寄り添うように接している。
イメージ 6
寄り添うカツラの新芽
 
 
  記  平成25217日(日)