公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ウメの花

213日(水)
 
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ハクバイ
 
 ウメの花も大分咲いてきたので、よく見つめてみる。ウメの新芽は昨年の葉の葉腋に1つつくという。枝を追ってみる。蕾は1つずつになっている。新芽とはこの蕾のことをいっているのだろうか。
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昨年の葉の葉腋に1
 
 1つの花を見ると、花びらは純白で5枚であることがわかる。縁は円形で小さな波を打っている。写真で見るとふんわりしてやわらかく見える。いろいろな花びらに普通見られる斑点模様や筋は見られない。鼻を寄せるとほのかな香りが漂ってくる。昆虫たちはこの匂いに誘われるのだろうか。
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縁は円形
 
 おしべは沢山見られる。透き通るような淡い黄色をしていて、先に葯の帽子をつけている。この葯には2本ばかしの窪みを見ることが出来る。ざっと数えると20本はある。どうしてこんなにあるのだろうか、その神秘を知りたいものだ。おしべが花びらに変われば、八重の花になる。
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おしべ
 
 めしべは中央に1本あり、おしべより長いというが、沢山あるおしべの中からめしべを探し出すのが難しい。葯のついていないものこれがめしべと思うが、おしべより長いとはいえない。むしろ短く見える。めしべが衰退し、おしべが熟すときになっているのかもしれない。花びらの中央の奥、おしべやめしべの付け根は褐色がかっている。
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めしべ
 
 ウメのがくは平開しているが反らないという。確かにそうなっているのだろうか。花びらの裏側を注意してみると、がくは花びらの後ろにぴたりとついている。縁は丸く、八重の花でも5枚になっている。
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ウメのがく
 
  記  平成25213日(水)