白幡の森(白幡西緑地)3
1月8日(金)
お昼過ぎ、先日見つけた白幡の森を訪れた。森の脇にある細い道を進んだ。右手が森になる。シラカシの樹が何本も現れてきた。シラカシはまっすぐ伸び、この辺ではかなり背丈が高くなっている。樹の肌は灰緑色していて、皮目がなく、あっさりしている。葉は細長く、鋸歯が見られる。裏側が薄い緑色をしている。
シラカシの並木
シラカシの樹の近くにシラカシに似ているが、葉が幾分大きな幼木があった。最初シラカシとは別物と思ったが、やはりシラカシらしい。シラカシの並木を通り過ぎるとイチョウの並木に出る。先日は薄暗く、また下の森の中から見たので確認が難しかったが、やはりこの並木はイチョウでよかったようだ。
シラカシの幼木
イチョウの並木
公園に出た。公園の西側の道沿いにはサクラの樹が植えられている。サクラの咲く頃はきれいな景色をつくることだろう。ぜひ写真に収めたいと思っている。夕方見た公園はよかったが、昼間こうしてみる公園もいい。静かで誰も来ない。近くで人の声もしない。本当に山へ入ったようだ。
サクラ
公園にある樹木を確認した。藪の入り口にシラカシがある。南側にはコナラがたくさんある。その中にクヌギも混じっているようだ。この時期だとコナラとクヌギの区別はつきにくい。東側にヤブニッケイが2本ある。葉はクスの樹に似いて主脈と1対の支脈が目立ち、クスノキより大きく厚くなっている。
シラカシ(後方)
クヌギとコナラ
ヤブニッケイ
この樹は何という名前なのだろうか。樹肌や樹形はコナラによく似ているが、新芽なのか花なのかが枝から吊り下がっている。また松かさのようなものがついている。明らかにコナラとは違うことが分かる。図鑑で調べるとハンノキに似ている。垂れ下がるのは雄花で、松かさのようなのは雌花らしいことが分かってきた。しかし、いろいろな図鑑にあったが、垂れ下がるものと松かさのようなものが同時に載っている図鑑は見当たらなかった。さらにいろいろな資料で検討してみたいと思っている。
ハンノキ?
この森を訪れた人ならば、この太く大きな樹に目がいく。直径は1mの余あるようだ。根元近くで太い2つの幹に分かれている。この辺で木肌が滑らかで太い樹だとたいていケヤキになるのだが、木肌がはがれることはないようだから、明らかにケヤキとは違う。この樹に似たものは浦島丘に何箇所かにある。何れも近くへは寄れないところにあるので、よく分からず、調べているところである。今のところ、おそらくエノキではないかと考えている。この樹が葉をつけ実をつける時期を楽しみにしている。
エノキ?
エノキ?
記 平成25年1月7日(木)