公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

キリの新芽

1月29日(火)
 
  朝の寒さがうそのようになり、昼間は暖かくなった。浦島丘の方へ行ってみようと思い立った。考えてみるとしばらく行ってなかった。  陸橋を渡ると「ピー、ピー」と野鳥の鳴き声がした。前を見ると、電線に10羽以上の野鳥が止まっている。ヒヨドリと分かった。さっそく写真を撮る用意をしたが、狙ったときにはすでに逃げられてしまった。
 
 いつもの藪に着いた。キリの樹を見ると枝先に沢山の丸い粒が付いている。果実かと思ったが、そうではないようだ。すると新芽なのか。褐色な毛に覆われ暖かそうだ。中央に1本の括れが入り、面白い形をしている。ここから割れて花が顔を出すようだ。
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キリの新芽
 
 
 エノキがあるので、ぜひこの樹の新芽が見たかった。別のところでエノキを見ていたが、いずれも新芽は高いところにある。ここの新芽は写真に撮れそうな高さなので撮影した。小さいのでどうなっているのか拡大してみた。枝先に互生に付いていることが分かるが、それ以上は分からない。別の日に再度挑戦してみたいと思っている。
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エノキの新芽 
 
 ここの藪に大きなユーカリノキの樹が2本ある。幹が太くかなりの年数を踏んでいる。新芽は出来ているのだろうか、覗いてみた。葉の陰に隠れた小さな粒状のものがある。新芽かもしれない。カメラのズームを使って覗いてみた。緑色の粒で先がとがっている。3つぐらいの粒が一塊になり、互生している。図鑑でユーカリノキの欄を見ると、いろいろある。このユーカリノキがどれに相当するのかは分からない。後日よく調べてみようと思う。
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ユーカリノキの樹                        ユーカリノキの新芽
 
 藪を後にして坂を下っていき、もう1つの小さな藪、藪というよりも崖の植物を見た。ここは日がよく当たらない。よく見ると、スイセン1輪咲いていた。別に珍しいものではないが。今年になって見たのは初めてだった。思わず写真に収めた。
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 今日は、近くに他の藪は残されていないものかと、少し足を延ばしてみた。「向こうの丘のほうに昔は藪があったのだが」と思いながら行ってみると、すべてが住宅に変わっていた。「こんなにも自然がなくなったのだ」と実感した。
 
 
  記  平成25127日(月)