公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

岸根公園で見た新芽(冬芽)2

1月22日(火)
 
  公園にはサザンカがある。赤い花をつけて咲いていた。花を見るとおしべがもとから開いている。ツバキとの違いが分かる。いままでこれらの中にはツバキと間違えてきたものもある。葉を透かして見ようかと思ったが、今日はそこまで確認しなかった。
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 大きなユリノキの新芽はどうなっているだろうか。せっかくここまで来たので、その様子が知りたかった。しかし、ユリノキは大きい。写真に撮れそうなのを探したが、なかなか見つからない。そこで望遠を使って撮ってみた。何とか撮れたようだ。色は灰褐色のようだ。艶のないところを除くとトチの樹の新芽に似ている。よく分からないが、薄く毛があるようだ。毛があるという点ではモクレンにも少し似ている。
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ユリノキの新芽
 
 モッコクを見た。やや厚めのへら状の葉をしている。山林でへら状の葉を見ると、いつもモッコクやこの葉に似ているアセビを思い出す。果実は真っ赤であったが、新芽も赤い。そばの新しい枝も赤くなっている。赤い燐ペンは瓦状に合わさり内部を保護している。合わさり目はなぜか白色をしていて、赤と白のコントラストがきれいに映っている。
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モッコクの新芽
 
 ウバメガシの新芽を見た。小さいが先ほど見たモッコクに似ている。燐ペン状、合わさり目の様子は本当によく似ている。燐ペンの色が褐色気味で、やや楕円形に近い点が違っているだけのようだ。分枝点に5つぐらいがかたまっている。
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ウバメガシの新芽
 
 久しぶりに来たので見たいものが沢山ある。新芽(冬芽)を中心とした観察だが、一つ一つがそれぞれみんな違った特徴を持っている。一つ一つが分かってくるとなかなか面白いものである。
 
記  平成25年1月22日(火)