ほころび始めようとしているウメの蕾
1月5日(土)
寒い、寒い日、ほんとに寒い。この寒い中、いまウメの樹が躍動している。蕾を大きくさせ、開花の準備を進めている。1日、1日重要なことが内部で行われていることだろう。このことが気になって立町みはらし公園のウメを見に行った。
例年よりは遅れているようだが、確かに蕾は大きくなっている。燐ペンはほころびかけて薄らと白色がかっているものが見える。ふっくらとした蕾を見ると「しあわせだなあ」という思いが湧き出てくる。成長してくる花を見ることは本当に楽しい。
ウメのふっくらとした蕾
サザンカの垣根があった。公園の樹木についてはよく目を配っていたが、垣根は注意して見ていなかった。この冬、サザンカとツバキの違いを調べていたことから、今日はこのサザンカへ目がいった。花びらの開き加減、おしべの集まり加減を見て、サザンカと確認できた。さらに例の葉脈の透かしを見た。近くにツバキがあったので、やはり比べてみた。ツバキは透かすと、葉脈は透き通っている。サザンカは明確ではない。何となく違いが分かる。
アセビの蕾が次第に大きくなっている。久しぶりに見ると丸みを帯びてきていることが分かる。柄も大分長くなってきて、「花になりそうだなあ」と思えるようになって来た。
アセビの蕾
ヒサカキのいろいろな姿があった。果実がほころびたもの,丸身を帯びた新芽、黒色になった果実といろいろあった。樹の個々によって随分成長の様子が違うのだと思った。
ヒサカキのいろいろな姿
アラカシの新芽を見た。枝の先端にいくつも固まっている様子が分かる。この新芽はみんな新しい枝になるのだろうか。もしそうだとすれば、沢山の枝が伸びていくことになる。しっかり確認しようと思う。
アラカシの新芽
アオキのきれいな赤い身があった。アオキが赤い身をつけることは知っていたが、こんなにきれいなのは初めてだった。よく見るのは楕円形をしているが、これはやや楕円形を帯びているが、球形に近い。藪の中で見たものだが、色物が少ない中で強く人の目を引き付けている。
アオキの赤い身
記 平成25年1月5日(土)