公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

サネカズラ、ニワトコの検索

1222日(土)
 
 昨日小学校脇の藪を見ていて、下記の3つの樹木に気づいた。名前が分からないのでカメラに収め、家で調べることにした。帰り道、図書館へ寄ると、馬場多久男著「葉でわかる樹木」という本があったので、早速借りてきた。今日は雨天で外へ出れないので、この本によって検索することにした。
 
試料A 
イメージ 1イメージ 2
 
試料B
イメージ 3イメージ 4
 
試料C 
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観察結果                                                  
 
つる性
つる性
つる性でない
つる性でない
葉のつき方
互生
複葉
対生
長さ
10.5cm
11cm
6.5cm
4.5cm
3.5cm
3.5cm
葉柄
1cm
不明
2mm
表裏なし
不明
なし
鋸歯
薄らとある
細かい
なし
名前
サネカズラ
ニワトコ
 
試料A
 つる性→葉は互生→葉は単葉→葉の縁は分かれない→側脈は羽状脈→葉は互生・束生→常緑→サネカズラ・オオバグミ
と検索していき、最後に図鑑の写真を見た。葉を見て、「サネカズラ」へ到達した。他の図鑑やインターネットでサネカズラを見るとよく似ている。「葉で分かる樹木:著馬場多久男」によって解決できたような気がする。
 
試料B
 葉が対生している。羽状対生なのか、葉が大型なのでよく確認できない。小葉は4対になっている。葉の基部は丸みを帯び先は次第に細長くなっている。葉の縁には細かい鋸歯がある。
葉は複葉→葉は羽状複葉→小葉は鋸歯縁→小葉は49枚→対生・亜対生→落葉
として検索され、図鑑からニワトコ、ミヤマアオダモがピックアップされる。このどちらかと判断してみるとニワトコが一番近い気がする。
 
試料C
 藪のふちにある低木で、葉が対生している。
葉は単葉→葉は広葉→葉の縁は分かれない→葉は全縁または毛状縁か波状縁である→側脈は羽状か不明である→葉は対生→落葉
と検索していくとスイカズラ科が一番近い候補に上がってくるが、決め手がない。
 
 馬場多久男著「葉でわかる樹木」という本はなかなか便利である。以前にも利用したことがあるが、なかなかよくできている。大きな目安をつけるには大変役立つ。
 
 
  記  平成241222日(土)