サネカズラ、ニワトコの検索
12月22日(土)
昨日小学校脇の藪を見ていて、下記の3つの樹木に気づいた。名前が分からないのでカメラに収め、家で調べることにした。帰り道、図書館へ寄ると、馬場多久男著「葉でわかる樹木」という本があったので、早速借りてきた。今日は雨天で外へ出れないので、この本によって検索することにした。
試料A
試料B
試料C
観察結果
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A
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B
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C
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つる性
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つる性
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つる性でない
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つる性でない
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葉のつき方
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互生
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複葉
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対生
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長さ
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10.5cm
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11cm
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6.5cm
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幅
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4.5cm
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3.5cm
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3.5cm
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葉柄
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1cm
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不明
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2mm
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毛
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表裏なし
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不明
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なし
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鋸歯
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薄らとある
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細かい
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なし
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名前
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サネカズラ
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ニワトコ
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試料A
つる性→葉は互生→葉は単葉→葉の縁は分かれない→側脈は羽状脈→葉は互生・束生→常緑→サネカズラ・オオバグミ
と検索していき、最後に図鑑の写真を見た。葉を見て、「サネカズラ」へ到達した。他の図鑑やインターネットでサネカズラを見るとよく似ている。「葉で分かる樹木:著馬場多久男」によって解決できたような気がする。
試料B
葉が対生している。羽状対生なのか、葉が大型なのでよく確認できない。小葉は4対になっている。葉の基部は丸みを帯び先は次第に細長くなっている。葉の縁には細かい鋸歯がある。
葉は複葉→葉は羽状複葉→小葉は鋸歯縁→小葉は4-9枚→対生・亜対生→落葉
として検索され、図鑑からニワトコ、ミヤマアオダモがピックアップされる。このどちらかと判断してみるとニワトコが一番近い気がする。
試料C
藪のふちにある低木で、葉が対生している。
葉は単葉→葉は広葉→葉の縁は分かれない→葉は全縁または毛状縁か波状縁である→側脈は羽状か不明である→葉は対生→落葉
と検索していくとスイカズラ科が一番近い候補に上がってくるが、決め手がない。
馬場多久男著「葉でわかる樹木」という本はなかなか便利である。以前にも利用したことがあるが、なかなかよくできている。大きな目安をつけるには大変役立つ。
記 平成24年12月22日(土)