タンキリマメの果実を見る
12月19日(水)
曇り空で日がのろくなかなか暖かくならない日であったが、このところおろそかにしていた神奈川公園へ昼過ぎに出かけてみた。予想通りケヤキの葉はすべて落ち、公園内は明るくなっていた。
ヒイラギナンテンの枝先に何か新芽のようなものがついていた。果実はすでに落下してしまっているので新芽に違いない。若い枝についている葉にはヒイラギ独特の鋸歯、棘がない。新芽は丸みを帯びて中央に割れ目が入っている。この中で花をつくる準備が始まっているのかもしれない。
ヒイラギナンテン 新芽 蕾
アセビを見ると新芽が伸びてきている。その枝先に沢山の蕾がついている。蕾を見ると、その形から判断して、膨らみ始めているように見える。
アセビ 新芽 蕾
垣根のような植木に白いようなものが見える。近づくと、葉から判断してハマヒサカキと思える。「こんな寒い時期に花をつけるのか」と一時思った。図鑑等で調べると、やはりこの時期に花をつけるということだ。小さな花だがよく見ると面白い格好をしている。
長い間花をつけていたランタナも花の数がめっきり少なくなってきた。花の近くには緑色の球形をした果実が塊状についている。1つの花に見えたものは、実は多数の小花から成り立っていた。そのため、果実もこんな姿になることが分かる。
ランタナ 果実
ここにハギ否マメの葉に似たものがある。つる性をしている。春、夏ごろここに何があったか思い出したが、どうしても答えが出てこなかった。房状の果実がついているので、マメ科のものには違いない。3枚の小葉には3本の葉脈が目立つ。また、黒く光沢のある果実が房から飛び出ている。「何だろうか」。課題として、家へ帰り調べてみた。すると「タンキリマメ」の答えが出てきた。この名前は知っていた。花は見ていたが、葉をしっかり見ていなかったことが分かった。
タンキリマメ果実 葉
久しぶりに見た公園だったが、行けば何か見つかり、勉強になる。今日の収穫は「タンキリマメ」の葉と果実だった。
記 平成24年12月19日(水)