公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

クコが咲いていた

1028日(日)
 
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 残されていた藪
 
 ヨメナを求めて浦島丘の藪やがけを見に行った。こちらのほうはもう何年も来ていない。中学校の裏は藪が広がっており、季節の草花を見るのはいいところだった。ここでウラシマソウアマチャヅルを見つけたことがあった。「浦島丘だからウラシマソウ何か共通点があるなぁ」そんな思いをしたのを覚えている。
 今日見ると、ほとんど藪はなくなっている。家、家の連続になっている。こんな崖にもといわれるところでも、崖をくりぬき大きなマンションが建てられている。建築技術のすばらしさには驚くが、こんなにしなければならなくなった世情には疑問を感じる。
 
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 ヨメナと思ったもの(ノコンギク
 
 ここの土手の一角に咲いている花をヨメナと思い、本当に正しいのかどうか調べてみた。ルーペを使って何度も覗いてみた。周りの人は「何をしているのか、不審者ではないか」そう思った人もいたと思う。周りの人がどんな風に見ていたかには気がつかず、花をつまんだり、裏返したり、中を広げてみたりし、ルーペでよく見た。よく見えそうだと思ったとき、その場面をカメラに収めた。性能のいいカメラだと接写が利いていい画面の写真が撮れるのだが、普通のカメラだとピンと合わせが難しい。1回1回確認しながら何度も撮り直した。
 
イメージ 3イメージ 4ノコンギク                             筒状花 
 
 このヨメナと思えたものが、後でノコンギクということが分かった。ヨメナに気をとられていたが、一区切りがして土手を見直すと、紫色の花が目に入った。クコである。家の近くではクコは既に花を終え、見ることが出来ない。まさかこの時期に咲いているとは思わなかった。その花の夏期を決めるには、いろいろな場所でいろいろな時期に観察することが大切であることを教えられた。
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クコ
 
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クコの拡大
 
 
  記  平成24年10月27日(土)