クコが咲いていた
10月28日(日)
残されていた藪
ヨメナを求めて浦島丘の藪やがけを見に行った。こちらのほうはもう何年も来ていない。中学校の裏は藪が広がっており、季節の草花を見るのはいいところだった。ここでウラシマソウ、アマチャヅルを見つけたことがあった。「浦島丘だからウラシマソウ何か共通点があるなぁ」そんな思いをしたのを覚えている。
今日見ると、ほとんど藪はなくなっている。家、家の連続になっている。こんな崖にもといわれるところでも、崖をくりぬき大きなマンションが建てられている。建築技術のすばらしさには驚くが、こんなにしなければならなくなった世情には疑問を感じる。
ノコンギク 筒状花
このヨメナと思えたものが、後でノコンギクということが分かった。ヨメナに気をとられていたが、一区切りがして土手を見直すと、紫色の花が目に入った。クコである。家の近くではクコは既に花を終え、見ることが出来ない。まさかこの時期に咲いているとは思わなかった。その花の夏期を決めるには、いろいろな場所でいろいろな時期に観察することが大切であることを教えられた。
クコ
クコの拡大
記 平成24年10月27日(土)