公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヨメナを求めて

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 朝起きると非常に寒かった。いままでが暖かだったので、からだが直ぐに対応出来なかった。椅子に座っていると、足の方からじわじわと寒さが広がってきた。時間が経っても一向に気温は回復する気配を見せなかった。この陽気が平年の陽気なのかも知れない。
 
 午後3時過ぎ、気温の回復を待っていてもしょうがないので、出かけることにした。目的はヨメナを見つけることだった。「近くの藪へ行けば、もしかしたら見られるかもしれない」と期待を込めて出かけた。
 
 浦島丘にある港の見える丘へ足を進めた。この丘にほとんど人が住んでいない4階建ての住宅がある。その垣根からどこかで見た覚えのある花が顔を出していた。ホトトギスである。今までは、すぐ通り過ぎてしまいじっくり見ることはなかった。花が2段階になっていることは知っていたが、外側の花びらの基部に袋のような突起があることは分からなかった。今日はこの袋がよく目立った。この袋はどういうはたらきをしているのだろうか。
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 庭は人の手が入らず、枯れた草が一面に覆っていた。ちょっと見ると珍しいものがあった。「メガルガヤ」の名前が浮かんだ。依然同じようなものを1度見た経験がよみがえってきた。しかし、今見ているのは枯れかかっているので、名前が合っているのか自信がなかった。家へ帰り、調べると、間違えなさそうだった。
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メガルガヤ 
 
 昔中学校裏に藪があったが、だいぶ家が建ち、その姿が変貌してしまった。久しぶりにわずかの望みをかけて見に行ってみると、かすかに藪の面影が残されていた。そこには白色のセンニンソウが花を残していた。今年はセンニンソウに何度も会う機会があった。同じ藪にノブドウと思われるものの果実がうす青く熟していた。この藪にヨメナはないものかと探したがなかった。
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センニンソウ                           ノブドウ
 
 仕方なく帰ることにした。帰りは中学校の脇を通ることにした。歩きながら、この辺にも昔は藪があったことを思い出した。「もしかしたらヨメナはあるかもしれない」そう思った。中学校の脇の土手を見た。そこにはうす紫色をした小さな花が咲いていた。「あった と一瞬思った」 薄暗くなってきたので、1本採集して家で調べることにした。
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記  平成241025日(木)