ウラジロガシとシラカシ
9月25日(火)
広島の大通り公園はたくさんの樹木が植えられており、きれいに整備されている。樹木1本1本見ると、多くのものに名札がつけられている。「この樹木の名前は」と思ったとき、この名札が大きな助けになってくれる。そのため樹木を調べる学習の場ともなっている。緑を大切にする心はこの姿を見て自然とはぐくまれる気がする。
公園の中にウラジロガシがあった。いろいろ樹木を調べているが、どう見てもシラカシに見える。シラカシとウラジロガシどこが違うのだろうか。見た目はよく似ている。先の方が細くなっている葉の形、全体に浅い鋸歯があるところ、細い枝が褐色を帯びているところなどそっくりである。
保育社植物図鑑によると
杉本新日本樹木検索誌によると
葉の下面は著しく白色、中肋は表に凹入する。鋸歯の端は苞出する。→ウラジロガシ
葉の下面はわずか白い、中肋は表に凹入しない。鋸歯の端は苞出しない。→シラカシ
2つの図鑑を中心にして調べると、杉本新日本樹木検索誌の「鋸歯の端は苞出」の違いを見るのが一番分かりやすい。ウラジロガシの葉を採集して調べられないので、写真の画像で見ると、この辺の違いが何となく分かってくる。
平成24年9月25日(火)