石見銀山で見た野草-1
9月26日(水)
山間部を通り抜け、車は石見銀山へ到着した。山に囲まれた静かな田舎町である。昔、ここの近くの山で、銀の採掘が行われたという。ガイドさんの説明を聞きながら足を進めた。
採掘場所へ行く間、野草を観察した。どんなものが顔を出すか、めずらしいものがでてくるか、興味があった。最初に見たのはヤブミョウガだった。葉はクマザサのイメージがあり、中央に1本の花茎がのび、そこに輪状に花がついている。花というよりも果実が形成されているといってもよい。花のほうにカメラの焦点が合っていなかったのが残念だった。
山間部へ入ると、やはりいろいろな花が見えてくる。さらに進むと、ヤブランが見えてきた。「ヤブラン」といえば、都会の公園などのものは、皆縁が黄色くなっている。それは品種改良されたもので、本来はこのように葉の縁まで緑色になっている。
窪みの斜面に葉が大きくて、ピンク色のつぼみがあった。クサギと思う。この樹は斜面によく見かける。
白っぽいきれいな花が咲いている。ゲンノヨウコという。町の中ではこの花によく似たアメリカフウロがある。同じような花だが、周りに緑が多いと一層きれいに見えてくる。
ゲンノヨウコ
記 平成24年9月26日(水)