公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

石見銀山で見た野草-1

926日(水)
 
 山間部を通り抜け、車は石見銀山へ到着した。山に囲まれた静かな田舎町である。昔、ここの近くの山で、銀の採掘が行われたという。ガイドさんの説明を聞きながら足を進めた。
 採掘場所へ行く間、野草を観察した。どんなものが顔を出すか、めずらしいものがでてくるか、興味があった。最初に見たのはヤブミョウガだった。葉はクマザサのイメージがあり、中央に1本の花茎がのび、そこに輪状に花がついている。花というよりも果実が形成されているといってもよい。花のほうにカメラの焦点が合っていなかったのが残念だった。
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 山のふちにピンク色をした花が咲いていた。ヒルガオの葉の形に似ていることからミゾソバであることが分かる。
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 山間部へ入ると、やはりいろいろな花が見えてくる。さらに進むと、ヤブランが見えてきた。「ヤブラン」といえば、都会の公園などのものは、皆縁が黄色くなっている。それは品種改良されたもので、本来はこのように葉の縁まで緑色になっている。
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 窪みの斜面に葉が大きくて、ピンク色のつぼみがあった。クサギと思う。この樹は斜面によく見かける。
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 白っぽいきれいな花が咲いている。ゲンノヨウコという。町の中ではこの花によく似たアメリカフウロがある。同じような花だが、周りに緑が多いと一層きれいに見えてくる。
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 ゲンノヨウコ
 
 木陰の隅に赤いヒガンバナが見えた。つい先日、都会で見たものだ。ヒガンバナは人のはたらきがないと他の場所へ広がっていかないという。このヒガンバナも誰かがここへ植えたものらしい。
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  記  平成24926日(水)