公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

尾道で見た植物

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 千光寺ロープウエイのホームから山側を見ると、何本にも枝分かれした大きなクスノキが目に入る。普段見るクスノキはいずれも大きいものだが、この樹はそれらの比ではない。高いだけでなく枝も横へ長く伸びているのでいっそう壮大に見える。
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壮大なクスノキ
 
 平日なので、頂上は訪れる人も少なく、広場は閑散としていた。展望台からは向島の片側を一望することができる。左の方に新尾道大橋が見える。カメラの望遠で覗くと、その美しさが目に迫ってくる。ここを1つの基点として四国とつながっているという。
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展望台からは向島の風景
 
 広場の周りにクヌギらしき樹が何本かあった。「果実の殻斗には燐片がついている」確かにそうなっているか確認したかった。写真を見ると、確かに燐片がついている。間違いなく「クヌギ」といえそうだ。
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 同じところに紫色のハギが咲いていた。「ヌスビトハギ」と思われるが、詳細はメモしていなかったので分からない。
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ヌスビトハギ
 
 ここの山中では、クヌギアカマツが目立つ。坂を下っていく途中には左にも右にも見ることができた。アカマツの赤い肌が美しく映る。
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 こちらではアラカシが目立つというので、しっかり覚えておこうと探した。それらしきものはあった。同じものを何箇所でも認めることもできた。「葉の上のほうに粗い鋸歯がある」「殻斗に環状の縞模様がある」「殻斗の深さ」などから考えて、アラカシと考えられる。
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アラカシ
 
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アラカシの果実
 
  記  平成24924日(月)