公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

残されていた籔の一部

915日(土)
 
 図書館へ寄り、浦島丘の方へ出かけた。昔は、数は少なかったが、藪というものがあった。時間があると、たまにはそこの籔へ行き雑草などを見たものだった。残念だが、今は籔が皆無のような状況になってしまったので、出かけることもなくなっていた。
 浦島丘の高台へ上がって行くと、坂道の脇に紫色の小さな花が咲いていた。懐かしいコマツナギである。ちょっとヤハズエンドウに似ている。ヤハズエンドウは11つの花が単花であるが、コマツナギは穂状になっていて、下から順番に咲いてくる。マメ科独特の面白い花である。
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             コマツナギ                       コマツナギ拡大
 
 コマツナギを見た余韻を残しながら丘を登りきり、籔の面影を求めて近くを歩いた。マンションの右の崖に大きな樹が見えた。どうも藪の一部が残されているように思える。
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残されていた藪の一部
 
 大きなヤナギの老木があった。木肌がむき出しになっていて、サルスベリの木肌を白くしたようになっていた。大まかに見積もると、胴回りは50cm以上、高さは20m以上はあると思える。葉が大きく垂れているのでヤナギであることが分かる。
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           ヤナギの老木                       ヤナギの木肌 
 
 ヤナギの樹の近くにもう1つの大きな樹がある。この大きな樹は小学校の土手に堂々と大木をなしていたものと同じ仲間である気がする。木肌、葉、枝ぶりを見るとよく似ている。小学校の土手の樹へは近づくことが出来ないが、ここでは目の前にある。この名前が分かれば、1つの課題が解けることになる。葉の形、葉脈の並び…を考えると、どうも「エノキ」といえそうだ。今まで、カメラの望遠でなければ、観察できなかったものの名前が分かってきた。本当は、近くへ行って確認したい。
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エノキ
 
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           エノキの木肌                        エノキの葉
 
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小学校の土手の樹
 
  平成24915日(土)