公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヒルガオとコヒルガオの違い

913日(木)
 
昨日の続き
 ヒルガオとコヒルガオがどうもはっきりしない。いろいろな試料や文献を見て、実物と比べると昨日の結果になってくる。
 インターネットで「松江の植物」というのがある。大変優れもので、よく参考にさせてもらっている。そこを見ると、花柄について触れられていた。コヒルガオには稜があるが、ヒルガオにはないと書かれていた。早速見に行ったが、暗かったので、失敬してきて、カメラで覗いてみた。すると、昨日の結果と一致していた。コヒルガオの稜は直接眼で見たのでは分からないぐらいのわずかなものであったが、上へ上げ斜め下のほうから見ると、わずかな稜が透明の膜のように見えた。
 
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ヒルガオ 花柄には稜がなく、丸い
 
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ヒルガオ 花柄に稜があり、丸くない 
 
 さらに相違点があるかどうか調べてみると、苞葉の形が微妙に違っているようだ。ヒルガオのほうが全体的に幅が狭く、小さい気がする。またコヒルガオの苞葉には、下のほうの端にふくらみが感じられる。これは、突出する葉の耳を連想させる。
イメージ 3
 
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ヒルガオ ふくらみがない
 
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 コヒルガオ ふくらみがある
 
保育社植物図鑑によると、コヒルガオの包は…3角状卵形で鋭頭となっているが、ヒルガオも鋭頭になっている気がする。さらに深めて調べてみようと思う。
 
  記 平成24913日(木)