ヒルガオとコヒルガオ
9月12日(水)
そこで、文献を調べてみた。
牧野植物図鑑
コヒルガオ
葉は…ほこ形で基部は耳形となり、左右に張り出している。がく…、外側から2個の緑色の包葉が囲んでいる。花はヒリガオより小さくて…花冠は…径約3-4cm。
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寺崎植物図譜
茎は…わずかに毛がある。葉は…ほこ形~矢じり形で基部の片側ははり出し、変異の幅が広い。苞葉は大型で基部心形…。
コヒルガオ
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保育社植物図鑑
葉身はほこ形-矢じり形…側片は小型で通常分裂しない。苞は卵形で…、基部はやや心形…
コヒルガオ
葉は…3角状ほこ形で側片は開出して、通常2裂する。苞は…3角状卵形で鋭頭…
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試料1 試料2
葉の耳の張りは大きくない 葉の耳の張りは大きい
試料1 試料2
径は5.3cm 径は4.8cm
試料1 試料2
包は3角状 包は卵形で先がとがっていない。
念のために、保育社植物図鑑の検索表を見た。すると、葉の厚さと形で2グループに分けている。ヒルガオ、コヒルガオはうすく、ほこ形…に入って入る。次の観点として耳の張り出しを見ている。葉の側烈片(耳)は横に開出し…、と葉の側烈片(耳)は斜後方に開出し…とわかれ、前者にコヒルガオ、後者にヒルガオが入っている。
ここを見て、新たな疑問が出てきた。試料2の耳の張り出し方は横でいいのだろうか。微妙である。また、2烈しているといえるだろうか。もう1点、包の形が逆になっている。
ヒルガオが花が一回り大きく、色が濃いという点はこの写真でいえる。
上の疑問が残るので、もしかしたら両方がコヒルガオかも知れない。さらに調べてみようと思う。
記 平成24年9月24日(水)