サルスベリの花の不思議
9月11日(火)
真夏に赤色に咲くサルスベリの花
真夏に赤色に咲くサルスベリの花は見事である。いままで、全体を見ただけで「サルスベリの花はこういうものか」で済ましていた。「どれが一つの花か」とういうことはあまり考えなかった。見ると、黄色い部分がある。「ここは別の花なのだろうか…」という疑問がわいた。
そこで、「どれが一つの花か」と考えてみた。「花びら、雄しべ 、雌しべ…」と辿りはじめたところ、簡単には答えが出てこなかった。黄色い部分は、もしかしたら「ここが雄しべではないだろうか」と思い、図鑑等で調べることにした。
牧野植物図鑑によると
枝先に円すい花序を出して、紅色あるいはときに白色の花が集まってつき、…がくは球形で6裂し、…。6個の花弁は円形で、著しくしわがあり、…。雄しべは多数あり、外側の6本は長い。…とある。
このことを参考にして考えると、下記のようになるなかなぁ。
1つの花
こうしてみると、サルスベリの花は普通の花とイメージが大分違っていることが分かる。「縮れている赤いものが花びらとは?」そこまでは考えても見なかった。1つの花がこんなに大きいことにも驚いた。サルスベリもネムノキのように花の形が随分変わっていることを知ることが出来た。
記 平成24年9月11日(火)