公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

公園に秋の足音が押し寄せている

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 久しぶりに東神奈川公園、滝の公園を通って神奈川公園へ行った。この夏が暑かったため東神奈川公園、滝野川公園でも草花は大きな打撃を受けていた。雑草類は強い。この暑さでも、雑草類は時期相応に成長を進めている。
 
 東神奈川公園では、スズカケノキがぎっしり葉をつけ大きくなっている。冬場見たときはかなりの剪定がされていたので、どの程度葉をつけてくるか気になったが、今の姿を見ると何の心配も必要なかった。それにしてもスズカケノキの成長の速さには驚かされる。
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ぎっしり葉をつけたスズカケノキ 
 
 滝の川公園の花壇に大きなピンク色をしたフヨウの花が咲いていた。ぱっと大きく花びらを広げた姿は人の気持ちを穏やかにさせてくれる力を持っているようだ。フヨウの脇は籔のようになっている。この籔状になった中にアメリカセンダングサが何本かある。よく見ると黄色い花をつけていることが分かった。アメリカセンダングサは、いつも9月ごろ見かけるが、今年はここで見たのが最初だった。花が小さく目立たないので、遠くを通る人は気づかず通り過ぎてしまう。この花についても詳しいことは知らない。いつか調べようと思っている。
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フヨウ
 
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 神奈川公園に入ると、涼しさを感じる。大きなケヤキ、サクラ、スダジイなどが日陰をつくってくれているからである。草花を見ると、公園には秋の足音が押し寄せていることが分かる。キンミズヒキヤブランなどが咲き始めている。キンミズヒキは既に花の数を増やしていたが、ここにきてヤブランの花が増えてきているのに気がついた。また、ケヤキの木蔭の中を歩くと、キツネノマゴを見ることが出来る。最初は「この辺だけに咲いているのか」と思ったが、見渡すとあっちにもこっちにも咲いている。紫がかった小さなかわいい花である。
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キツネノマゴ
 
 
  記  平成2498日(土)