公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カゼクサを見つける

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 コスズメガヤとカゼクサはどこが違うのだろうか。この違いを明らかにするために、カゼクサらしきものを求めて歩いた。コスズメガヤに似ていて、どことなく違うものを最近目にするようになったので、もしかしたら…という望みをかけてその場所へ出向いた。コスズメガヤは人に踏みつけられるような環境に見られるが、目指したものはコスズメガヤよりはやや奥まった環境に見られる。
 試料1がコズズメガヤ、試料2がカゼクサと思われるものである。1つ1つを別に見ると、ほとんど区別がつかなかったが、比べてみると違いが分かってきた。やはり実物は記憶に優る。
 
 試料1
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 試料2
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カゼクサ?
 
試料2について
 
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                  葉は細く長いゆうに30cmは越えている
                  葉鞘には毛がない
                  葉は茎を抱くようにしている
 
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                   葉の縁に波がある
 
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                   鞘口に細い毛がある
 
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                   小穂は先がとがり紫色を帯びている
 
 試料2は試料1より大型で、根生葉が多く、長い。なかなか抜けないと説明されていたので、実際にやってみた。事実片手ではぬくことができなかった。
 調べた結果から判断すると、カゼクサと思われる。
小穂の枝に腺点のふくらみがあるというが、明確ではなかった。
 
参考資料
 
記  平成2497日(金)