メヒシバの仲間を調べる
9月6日(木)
いま、公園や道端にメヒシバの仲間をたくさん見ることが出来る。メヒシバ、コメヒシバ、アキメヒシバ、この3つを区別したいと思っている。コメヒシバは日陰に見られ、2つのものと比べ背丈が低く、ひ弱に見えるので、何とか2とは区別がつく。問題になるのは、メヒシバとアキメヒシバの区別である。何とか区別できたらいいなあと思い、挑戦してみた。
それらしいと思える試料を3つ持ってきた。
参考資料としては以前自分で調べたものを利用した。
試料1
試料2
試料3
試料1 について調べると
葉は開いて茎につながる
葉の縁に波がある
葉は表裏無毛
葉鞘は多数の毛 鞘口に長い毛
葉舌は2mmぐらいのうすい膜
小穂は被針形で先はとがる
試料2 について調べると
葉は茎を包みつながる
葉の縁は目立たない
基に数本の長毛 表裏無毛
鞘口無毛
葉舌は1mmぐらいのうすい膜 葉鞘は無毛
小穂は卵状の長楕円形
試料3 について調べると
葉は開いて茎につながる。
葉は表裏無毛
葉の縁に波がある
葉舌は不明
葉は開いて茎につながる
葉鞘は無毛
小穂はメヒシバと同様に被針形で先がとがる。
以上の結果から考えると、
試料1 はメヒシバ
試料2 はアキメヒシバ
試料3 はコメヒシバ
といえる。
3つの違いを調べるには今の時期を逃すと調べられなくなる。何とか結果が出てきたように思えるが、絶対的な自信はない。
メヒシバが一番生きる力が強そうだ。メヒシバは道の端、土手など人の足の入りにくいところに生育している。アキメヒシバは公園の樹の下や花壇の縁など、やや人の足が入るようなところで生育している。コメヒシバは日陰で、人の足の入らないに生育している。
記 平成24年9月6日(木)