公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

エノコログサの再検討

91日(土)
 
 今いたるところでエノコログサ見ることが出来る。昨年、エノコログサの仲間について調べてみた。しかし、まだまだ分からないことがたくさんある。公園や道端でエノコログサを見ると、これは普通のエノコログサ、オオエノコログサ、ムラサキエノコロ…などと思いをめぐらせるようになった。そうなると、確かなことが知りたくなってくる。
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            エノコログサ                     アキエノコログサ
 
   普通いうエノコログサは穂が短く、直立し、葉は基が広く、長さは10cmほどで、それほど長くない。剛毛は緑色をしている。こんなイメージを描いてみているが、葉の細長いものを目にすることがある。穂が曲がっており、葉は穂軸を完全に取り巻いていず、少し開き加減である。図鑑などの挿絵を見ると、アキエノコロによく似ているが、これはアキエノコロになるのか?エノコログサなのか?決めることが出来ない。
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            エノコログサ                     アキエノコロ?
 
  普通いうエノコログサも穂が出て日数がたつと、観察不足のせいか、剛毛の色が茶褐色に変色してくるように思える。何時の日かその中から紫色がかったものが目につくようになる。ムラサキエノコロの剛毛は最初から紫色になっているのか、それとも次第に紫色に変わっていくのか、いろいろ資料に当たっているが、説明されているものが見つからない。穂の剛毛の色が変化してくるまでは、普通いうエノコログサとムラサキエノコログサとの区別がつけられないでいる。                    
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   ムラサキエノコログサ
 
   保育社の図鑑の検索表には小穂の違いを扱っていたので、見ることにした。ところが、小穂は非常に小さい。ルーペを使いよく見たが、それでもなかなか判別は難しい。キンエノコロと思えるものがやや大きいということぐらいしか分からなかった。
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 キンエノコロ 
 
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ムラサキエノコロ
 
  記  平成24年9月1日(土)