公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

エンジュが咲く

89日(木)
 
 昨日の夕方公園の草木に水をくれていたとき、外灯の光の下に白色の花びらのようなものがいっぱい落ちっているのに気がついた。ひょっとしたら「エンジュではないか」と思いついた。上を見るとやはりその通りだった。お祭りが忙しく、数日公園の方をおろそかにしているうちにエンジュは咲き始めていた。明日早く来て写真を撮らないと、取り損なってしまうかもしれない。そんな気持ちが強くした。
 水をくれながらさらに進むと、ヤブランの茂みの中に一輪のユリと思われる蕾があった。大分大きくなってきているので、近々咲きそうである。これも明日の朝には写真に撮っておきたい。
 早速エンジュの写真を撮りに行った。花は枝の元の部分から次第に上へと咲いていく。元の部分は既に花びらが散っている。写真が取れないのではと心配したが、元から順番に咲くのでその心配がなくなった。エンジュに似たものにハリエンジュ(ニセアカシア)がある。枝に棘があるかないかで区別できるらしい。公園のには棘があるかよく見た。どこを探しても棘らしきものはなかった。すると、エンジュということになる。
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上のほうに咲いたエンジュの花
 
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アップした花
 
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地面を埋める花びら
 
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落ちた花びらのアップ
 
公園の中央の植え込みの草花に元気がない。苗植え直後の水やりがまずかったのか、日差しが強すぎたのか、ケヤキ下で、十分光が当たらなかったせいか、根腐れしたせいか…いろいろ考えられる。何とか立ち直ることを祈っていたが、残念ながら難しそうにも思える。
一方、こちらの日当たりのいいところは、雑草が生い茂ってきた。皆無に近いほどに刈ったり抜いたりしたのだが、緑が濃くなってきた。コメヒシバがよく目立つ。「最初はメヒシバではないか」と思ったが、葉の葉鞘や鞘口を見ると毛らしきものはない。従ってコメヒシバになる。センダンの樹の木陰にはチチクサモドキがぎっしりと生えていた。こんなにもたくさんと思うほどだった。
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コメヒシバの勢力が強い
 
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センダンの下のチチコグサモドキ
 
日のよく当たるところにはコニシキソウも勢力を伸ばしていた。植物の数が少ないので、横へ広がりながら勢力範囲を広めてきていることと思う。
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 日がよく当たるところのコニシキソウ
 
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コニシキソウのアップ
 
昨晩蕾であったユリが咲いていた。同じユリと思われるものが公園の東側にも咲いていた。なんという名前なのだろうか園芸品種と思うのでなかなか分かりにくい。調べてみると、「タカサゴユリ」が出てきた。これによく似ている。
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  記 平成2489日(木)