公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

お祭り2日目

85日(日)
 
 昨日に変わり好天に恵まれ、太陽の日差しが強く肌を刺激する。9時を過ぎると総代さんをはじめ神輿を担ぐ人が集まって来た。
 本殿では、神輿渡御の儀式が行われ、神輿が境内に運び出された。ここからか継ぎ手に渡されて町内を練り歩くことになっている。既に、階段下では山車が出発の用意をしている。
 神輿が渡されると、掛け声が響き渡った。「ワッショイ ワッショイ 」と聞こえるが独特な掛け声である。神輿が左右上下に揺れる。肩にかかる重みが刺激を呼ぶのか、声に勢いが出てくる。境内は大きな木が茂っているので、涼しいが、この勢いで日向に出たらかなり堪えるのではないだろうか。階段を下りていった。山車が神輿の前を進む。小さなお子さんが、お母さん方に見守られて太い綱を引いていく。山車は前日にきれいに装飾されている。小さな山車が町の中をのろのろと動く姿にはかわいさがある。引いているのが小さな子どもたちなので、なおさらかわいく映る。 
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小さなお子さんが山車を引く姿
 
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小さなお子さんが山車を引く姿
 
  神輿の担ぎ手の人は疲れる。暑さが厳しいので、なおさらだ。交代で担ぎつないでいく。担いでいる人、周りにいる人が一緒になって声をかける。声をもらった担ぎ手はそれに応え、「ワッショイ ワッショイ」の掛け声が共鳴していく。皆が神輿を中心にひとつの方向へ向かって動いている。小さな集団が一回り、一回りとの大きくなっていく。個人では味わえない集団がなしえる醍醐味である。神輿の後からは冷たいに飲み物を積んだリヤカーが動いている。町内の有志が暑い中を引いてくれている。こちらも暑さで玉の汗が滴り落ちている。担ぎ手が、いつでものどを潤すことが出来るために控えている。町内の皆がそれぞれ役目を分担してくれている。素晴らしいチームワークではないだろうか。
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町内を練り歩く神輿
 
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町内を練り歩く神輿
 
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力をひり絞る神輿
 
 町内で唯一のお店の前で休憩に入った。暑い中を練り歩きご苦労様です。お店のご好意で冷たい飲み物が振舞われた。担ぎ手の多くは、日陰に入り一休みに入る。山車を引いた小さな子供やお母様も日陰で一休みに入る。周りを見ると、近くに住む町内の人がたくさん出ている。お祭りという1つの行事にみんなの関心が寄せられていることを示している。お宮関係の人は大変な務めだ。祭りの衣装を着ているのでさぞかし暑苦しいのではないかと思われる。
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神輿に詰め掛けた人
 
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日陰休憩を取る担ぎ手 
 
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休憩時の小さな子
 
 一方神社の方では、今日参加された人のために飲み物や昼食の接待の準備が進められている。この作業は陰の作業で表面に出てこない。今は配膳するばかりだが、準備は何日も前から続けられてきた。買い出し、調理と多くの人の手を通ってきた。こちらの作業は女性部の人が進めている。多くの人のために献身的に作業する姿には感謝したい。
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飲み物や昼食の接待の準備
 
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 接待を受ける担ぎ手
 
 神輿を担いだ人たちが食事を済ませ、退散して行った。町会の役員さんやお手伝いをしてくれた人は残り物で食事を取る。労働の代償としてはささやかなものだが、不満の声は聞こえてこない。作業の苦労を忘れ、町内の団欒の場になっている。少しばかり冷たいアルコールを嗜み話が弾む。どうしても昔話が出てくる。子供のころの楽しかったお祭りを思い出しているのでしょう。「今の子供たちにも同じような体験をさせてやりたい」と思うのがここに集まっている人たちの遠い思いではないだろうか。
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町内の団欒の場 
 
  記  平成2485日(日)