公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

大きく成長したタケニグサ

72日(火)
 
 昨日の夕方から雨が降り、久しぶりのお湿りになった。そのおかげで今朝は幾分寒さを感じる。この天気だと写真写りがよくないので、先日の写真の中からまだ未掲載であるものを選んで載せることにする。
 今年は、他の方面の写真を撮り続けたので、京急の土手の植物の写真をあまり撮っていない。この写真は630日に撮ったものです。いろいろな植物が混植しているが、よく見ると個体数が多いもの(優先種)とそうでないものがあることが分かる。
 
 ここはイタドリが優先している。毎年ものすごい勢いで繁茂してくる。イタドリは中心から周りへ向けて根を伸ばし生活圏を広げていくという。ここではフェンスを飛び出し始めている。フェンス際にはコヒルガオがイタドリに押されながらも生活圏を確保している。つる性であるので、他のものに巻きついたり、フェンスに絡みついたりし、うまく適応できているといえる。
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攻めるイタドリと守るヒルガオ
 
 こちらにはイタドリはほとんど進出していない。それに代わってセイバンモロコシやセイタカアワダチソウが繁茂している。フェンス際にはヤブガラシなどを見ることが出来る。セイバンモロコシやセイタカアワダチソウとイタドリとですみ分けているようにも見える。根の成長の仕方でも違うのだろうか。セイバンモロコシやセイタカアワダチソウは横への広がりが弱いのかもしれない。
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イタドリはほとんど進出していない
 
 ここは今年まだ人の手は入っていないのに、他と比べると植物の種類が少なく、成長も悪い。ここの南側には、高いマンションがあり、日当たりが悪い。その影響といえる。上の方にセイタカアワダチソウやヒメムカシヨモギが見られ、フェンスの近くにはカラスムギの枯れたものが見える。
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セイタカアワダチソウやヒメムカシヨモギ、手間はカラスムギ
 
 ここは北側で、丁度仲木戸駅のホームの下になる。花期を終えようとしているヒメジョオンとこれからが成長期であるセイバンモロコシが争うように衝突している。その間に、なぜか1本のタケニグサがある。背が高くなり、花をつけている。繁殖力が強いのか最近は道端でよく見かけるようになった。 
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1本のタケニグサ
 
 年に2回ほど人の手が入るが、毎年同じところに、同じ植物の姿を見ることが出来る。よく見ると、わずかだが生育している植物の種類に違いが見られる。
 
 
 記  平成2472日(火)