公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ネムノキが咲く

7月1日(日)
 
 図書館を出て坂道を登り始めた。この坂は浦島小学校へ通じる道である。登り始めると、左側の土手にあるネムノキの葉陰からピンク色をしたものが見えてきた。「花が咲いたか」と思った。昨年は9月ごろ別の公園で花の咲いているのを見ている。「花が咲くのは未だだろう」と注意してみていなかった。遠方から見た様子では、咲きはじめではなく、花が終わり始めているのもあるように見える。カメラで拡大してみると、どうやら咲き始めであるようだった。「花期を逸してしまった」悲壮感が消え、ゆっくり見ることが出来た。細かいところまで見たい気持ちはあるのだが、花の位置が高く、無理なようだ。
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ネムノキ
 
 ネムノキをもっとよく見ようと、立町みはらしの丘へ上った。視野が開け、東神奈川駅から港の方がよく見える。柵沿いに歩くと、マサキの花が目に入った。この花を見て一瞬「ヒサカキ」が浮かんだ。「ヒサカキは既に花期が終えているはず」そう思うと、マサキという名前が閃いた。間違いないと思った。花びらが4枚見え、4本の雄しべが突き出ているのが分かる。ヒサカキは花びらが5枚で、マサキのように開いていない。
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マサキ
 
 ここの土手にもモントブレチアが咲いていた。藪の中に咲くこのオレンジ色も公園に咲くものとは一味違った趣がある。緑にオレンジのコントラストは実にいい。
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 マサキを見たとき思い浮かんだヒサカキあり、果実が結ばれていた。葉を見るとよく似ている。葉のつき方を見ると区別がつくらしい。マサキは互生、ヒサカキは対生という。
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 コブシに奇妙な形をした固形物が着いている。いうまでもなく、果実である。本当に不定形な変な形をしている。この姿からは、あの可憐な花の姿はイメージできない。
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                                                      コブシの果実
 
 
  記  平成24年7月1日(日)