公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

立町みはらし公園の樹木 5

2月25日(土)
 
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観察地
 
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 観察地
 
 1月下旬から立町みはらし公園の樹木を調べてみた。広い公園ではないが、崖に多くの樹木があり、いろいろ勉強になった。この公園で見つけた「アラカシ」は記憶に残った。最初はシラカシによく似ているので、シラカシとメモしておいた。しかし、「葉の形がどことなく違う」とは気がついていた。いくつかの公園へ出向き。シラカシと見える樹木を点検してみた。樹皮は割れ目がなく、区別がつけにくい。いくつもの葉を見ていると、これがシラカシ、これがアラカシと分かりかけてきた。牧野植物図鑑にアラカシは「中部以南の山野に普通の常緑の木」と出ていた。先日、奈良へ行くことがあったので、シラカシ、アラカシについて調べる機会があった。シラカシかと思い、近づいてみるといずれも「アラカシ」であった。奈良ではアラカシが多いということが分かった。
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アラカシ
 
イメージ 4イメージ 5          アラカシの葉の裏                       アラカシの幹
 
 ここではスダジイが少なく、マテバシイは見ることはなかった。どこの公園へ行ってもスダジイマテバシイはポピュラーな樹木なのだが、意外であった。
 日のよく当たるところにはクロマツが何本かある。不規則な配置から考えると、自然の生態系の遷移の過程で現れてきたものかもしれない。ここは斜面なので、植物の生態系を考えた上で樹木の選定がされているのか、自然の生態系が進行してきたのか。高木の下にアオキ、シュロが見られることからすると、恐らく両方が混ざっていると考えられる。
 何本かあった名前の未確認の樹木は載せませんでした。経過を追い名前を確認したいと思います。
イメージ 6イメージ 7             クロマツ                             シュロ
 
 
  記  平成24年2月25日(土)