神奈川公園の樹木 1
1月23日(月)
中央市場の入り口に広い公園がある。近くには高層マンションなどが建てられ、最近は過疎化から急激に人口が増えてきている地域である。
陸橋から見るとたくさんの樹木が植樹されていることが分かる。よく手入れがされていてきれいに見る。今日はここの樹木を調べることにする。
下図のように14のブロックに分けて調べます。
1ブロック
ヒマラヤスギの大きな大木が目に付く。横に大きく枝が伸びて、針のような緑白色の葉がぎっしりついている。樹皮は灰黒色で、甲羅状の模様が入っている。樹木に見られる独特のひび割れである。
この隣にアオギリがある。灰色に少し緑色が入った幹で、灰褐色と青緑の入り混じった浅い甲羅状の模様がうっすらと見える。
奥(陸橋近く)に2本のクロガネモチがある。丁度赤い実をつけていた。モチノキの仲間にもいろいろなものがある。花や実をつけていれば名前も分かりやすいが、そうでないと分かりにくい。樹皮は灰黒色で、滑らかなようであるが、よく見ると小さな粒状の模様を見ることができる。
クロガネモチの左横にトチノキがあった。ヒマラヤスギの陰になり、日光がよく当たらないせいか背丈が低く、元気がないように見える。
右方向には葉をいっぱいつけたスダジイがある。葉の表面は濃緑色で、裏面は褐色がかっている。幹は灰黒色で激しい割れ目模様が入っている。
クロガネモチ
クロガネモチの果実 クロガネモチの幹
2ブロック
ここにはスダジイとマテバシイが植えられている。スダジイとマテバシイは遠くから見る樹形はよく似ている。葉の大きさから少しの違いが分かる。近づいてみれば一目瞭然、葉の形がまったく違うし、幹の樹皮も大きく違っているので見分けがつく。スダジイの幹には割れ目が入っているが、マテバシイの幹には割れ目はない。でも、マテバシイも古くなると下のほうに割れ目が入ってくる。割れ目と同時に色の違いを見ると区別しやすい。
つづく
記 平成24年1月23日(月)