公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

京都 光明寺の紅葉

12月1日(木)
 
 1.光明寺
 
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 山門からは石畳の緩やかな坂が長く続いており、この坂の両側は真っ盛りな紅葉で覆われている。山門を入ったところでは、紅葉の美しさをカメラに収めようと、多くの人がたまっていて、なかなか動こうとしない。この景色を見たら、どんな人だってカメラを手にし、自分も紅葉と一緒に写ろうとする気持ちになるだろう。美しいものには誰しもあこがれる。
 紅葉に地面が少し入った画面を撮影しようと、シャッターチャンスを待っているが、なかなかそのチャンスがやってこない。人の動きは一向に治まる気配がない。「ぼやー」と嘆いている人は私一人ではない。カメラを手にした人は皆そんな気持ちになっている
 
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 石畳沿いの紅葉を楽しみながら上ると、境内に出る。ここにもたくさんのモミジが植えられている。真紅、黄色、その中間等に色づいている。その間を緑が埋めている。この色のバランスが何ともいえない感傷を誘う。
 
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 石庭は手入れがされており、見事な美しさを感じさせる。敷石の小石、大きな3つの石、その上の丸みを帯びた植え込みの配置がいい。画面の中心に赤く色づいた紅葉(名前は分かりません)を置きバランスを考えてみた。後ろと右横の建物は脇役として落ち着いた雰囲気をつくる。陰からのぞく紅葉も画面を引き立たせている。見る人の心を落ち着かせてくれる。
 
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 もみじ参道は、その名の通り見事である。自然がつくり出す力の神秘さに感動する。どのような仕組みで、紅、黄、緑を配色しているのだろうか。人の英知では出来ない見事さである。
 
  記  平成23年12月1日(木)