広島「(大通り公園メタセコイア、イチョウ)、平和公園(アオギリ、タイワンフウ、サルスベリ、イチョウ・マツ・カエデ)」
12月18日(火)
平和大通りは、樹木園のように色々な樹木が植えられており、季節に応じていろいろな光景を見せてくれる。今朝は寒いが、この通りを歩いていると、褐色に染まったメタセコイアの樹が見えてきた。メタセコイアの葉は線状の小さな葉だが、「この樹がメタセコイアなのか」と思うくらい映えていた。
NHK放送局の前へ来ると、真黄色に染まったイチョウが見えてきた。今が黄葉の最盛期のようで、歩く人は次々に足を止めて、見つめていた。以前も、この美しさに惹かれて写真を撮ったが、今年も見事な光景を見ることが出来た。
平和公園へ入ると、いろいろな樹木が植えてあり、ここも樹木園の様子をしていた。右手に、竹柵で囲まれた中にアオギリの樹が見えた。何時も見るアオギリは大きな樹なので、この樹を見た時は直ぐに判断できなかった。それでも、昨日、尾道で、JRの土手で見ていたので、大きな葉を見てアオギリと分かった。下記の資料によると、「被爆しアオギリがここに移植された」と説明されていた。被爆に負けない生命の強さを感じた。
大きな樹が見えてきた。何の樹かと、葉を見ると、葉、果実からモミジバフウに思えた。しかし、この樹には「タイワンフウ」の表示がしてあった。「モミジバフウとタイワンフウ」はどこが違うのだろうか、と疑問が湧いてきた。下記の資料1を見ると、『フウとは、一般的に「タイワンフウ」のことを指します。タイワンフウは、モミジバフウとよく似ているのですが、葉っぱの形が3裂です。モミジバフウは5~7裂の葉っぱの形をしています』と説明があり、資料2では「「アメリカフウ」の樹皮は、彫り込みが深く、「タイワンフウ」は深くない」との説明があった。何とか2つの違いを知ることが出来た。
タイワンフウ
タイワンフウの葉:葉っぱの形が3裂
サルスベリの紅葉
樹の間から平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑等が見えた。アメリカ軍がここへ原爆を投下してから73年、既に、原爆の恐ろしさを知らない世代の社会になってきている。ウイキペディアの資料によると、「当時の広島市の人口35万人(推定)のうち9万 - 16万6千人が被爆から2 - 4か月以内に死亡したとされる」と説明されている。73年経っても、アメリカ軍の脅威の壁は厳然と立ちはだかり続けている。
平和記念資料館と原爆死没者慰霊碑
左側に、黄葉と紅葉のきれいな景色が見えてきた。黄葉はイチョウで、紅葉はカエデである。中央にあるやや貧弱な樹はマツである。車が写らなければと思ったが、残念だった。
イチョウ・マツ・カエデ
撮影:11月28日