弥山「弥山本堂境内、カエデ、弥山頂上の巨岩、サクラ、タイワンフウ」
12月10日(月)
ここから見る景色は小島が見えることから判断すると、瀬戸内海を見ていることになるのだろうか。太陽でも出ていれば方角が分かるのだが、この曇り空ではどっちを見ているのか知り難い。晴れていれば、絶景であることには間違いない。遠方の景色を見ていると、雄大な気持ちに誘われてくる。
瀬戸内海?
弥山本堂境内へ着いた。ここは広場になっており、本堂や霊火堂などの建物がある。ここの広場のカエデが茶褐色に色づいていた。山を上りついてきた人には、このカエデがきれいに見え、自然と写真撮影をしたくなる。人がいなくなった瞬間を狙って撮影した。
弥山本堂
霊火堂
カエデ
ここで一休憩をとり、山頂へ向かった。ここからは巨岩が次々に出てくる。この山頂にどうしてこれほどの巨岩が出てくるのであろうか。この巨岩は花崗岩であり、花崗岩はマグマが地下深いところでゆっくりと冷やされた結果出来上がる。このことから考えると、ここは以前地下深いところであったところが地殻変動により、地表へ出て来たことになる。花崗岩などの火成岩は固まる時に節理が出来、この節理に沿って割れる性質がある。ここの巨岩は、気の遠くなるような長い時間をかけ、出来上がってきたものになる。
巨岩
巨岩
弥山頂上の巨岩
頂上に出来た展望台へ上ってみた。生憎の曇り空で、遠方の景色はガスっていて、見ることが出来なかったが、近くの紅葉などは見ることが出来た。
展望台からの景色
葉が褐色に染まった樹は何だろうか。望遠写真を撮ってみると、葉は楕円形で、鋸歯があるように見えた。葉を見続けていたが、手がかりが少なく、何となく、幹を見た。すると、濃紫色で、横方向に縞模様が見えてきた。この樹はサクラと違うのではと思えてきた。
サクラ
サクラの幹
サクラの葉
葉が深紅に見える樹は何だろうかと、望遠写真を撮ってみた。葉の形から深紅に見えたのは、弥山を上ってくる途中で見て来たタイワンフウであることが分かった。
深紅に染まった樹
タイワンフウの葉
撮影:11月26日
記 平成30年11月29日(木)