公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ラ、ナンキンハゼ、カエデ、ムクノキ、アキニレ、ミズキ」

1124日(土)
 
 右の土手の上に、白色めいた花をつけた樹が1本見えた。この樹は前回も見たフユザクラである。前回は何か寒かったような気がする。記憶違いだろうか。フユザクラは寒い冬に咲くので、ジュウガツザクラとともに珍しいサクラである。ジュウガツザクラは八重で、フユザクラは一重である。前回確認しているが、改めて確認した。近くで見ると、うすいピンク色をしていることが分かる。

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フユザクラ

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フユザクラ
 
 綺麗なサクラの花を見て、みんなの気持ちも幾らか明るくなったようだ。小さな橋を渡った。右側に葉が黄色く染まった樹があった。イヌシデの樹だろうと、何となく見ると、黒味を帯びた球のような果実が彼方此方に見えてきた。黒くて正体が掴みにくかったが、よく見ていると、一部の葉と果実の付き方からナンキンハゼの樹に見えてきた。
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ナンキンハゼ

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ナンキンハゼ
 
 小さな橋を渡り、水路の右側を進むようになった。道が細くなり、落ち葉が多くなったような感じがする。落ち葉を踏むと、サクサクと音がする。その音を聞いていると、落ち葉と会話でもしているような気分が味わえる。
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水路の右側を進む一行
 
 葉全体が赤く染まったカエデが見えた。小さなカエデの樹だが、今日見た中では一番見事な紅葉の光景である。前回はこのような紅葉の姿が、もっと沢山見えた気がしている。
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赤く染まったカエデ
 
 ベンチがあったので、ここで一行は休憩をとった。緑と紅葉を楽しみながら歩いていると、それほど疲れを感じない。やはり、環境がからだを癒してくれるのかも知れない。ベンチのそばに黄色くなった葉をつけた樹があった。幹の下を見ると、縦にひび割れが見られ、剥げかかっている。これを見て、この樹はムクノキと分かった。
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ムクノキ
 
 ベンチの前に、幹の樹皮がごつごつしていて、剥げそうになった樹があった。葉は褐色に変色している。この樹はアキニレになるだろうと、果実を探した。果実は直ぐに見つかり、アキニレと分かった。
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アキニレ

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アキニレの果実
 
 暫くベンチ付近の樹木を見ていたが、未だ休憩が続くようだったので、ムクノキの後ろの黄葉をした樹を見に近づいた。離れてみていると似ているので、この樹もムクノキではないかと思ったが、葉を見ると、鋸歯がないので違うと分かった。枯れ始めてきていると、判断が難しかったが、鋸歯がなく、葉の葉脈が明瞭であることから、この樹はミズキではないかと思った。更に冬芽がないか確認すると、赤みを帯びた楕円形の冬芽が見え、ミズキの樹とはっきりした。
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ミズキ

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ミズキの葉と冬芽

撮影1119

  記  平成301122日(水)